【wrwrd!】気が付くと、異世界に飛ばされていた

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em｢良いですね！ 早速、登録をしに行きましょう｣


トントンも乗り気で、後ろを付いていく。
登録する際に、三人以上の場合は
チーム名を付けなくてはならない。
考えた結果、名前はチーム“歴史を紡ぐ者(ウィーブヒストリー)”。


tn｢歴史を紡ぐ者か...ええ響きやな｣

gr｢歴史を生み出せる存在に、なりたいと思ってな｣


ちなみに、名前も変えたゾ！
トン氏はとん六、エーミールはエミール
そして俺はグルリス

ギルド加入を終えると、拠点があるので
そこに向かう。
ギルドでは、ランク付けされて
ランクごとに拠点も違うらしい。
ランクは下から、ブロンズ、シルバー
ゴールド、ダイヤモンド、プラチナ
マスター、オリハルコンである。


gr｢ここか？｣


俺達は当然、一番下のブロンズ。
拠点といわれた場所は、古びた酒場だった。
中に入ると薄暗く、十数人の男女が
酒を飲んだり会話をしていた。

トントンを見るなり、人々がざわめき始める。
そりゃあ、豚の被り物をしていればそうなるわ。

カウンターに居る女性に、ギルド加入の事を伝える。
二階に部屋があると言われ、鍵を渡された。

二階に向かおうと歩いた時
誰かに足を引っ掛けられ、咄嗟にトン氏に掴まる。


gr｢ッ...｣

tn｢大丈夫か？｣


どうやら、近くで座っていた男の足に
躓いてしまったようだ。


｢いってぇな｣

gr｢すまない｣


謝り、階段へ歩みを進めようとするが
呼び止められ、男性二人が俺達の前に
立ち塞がる。




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