【wrwrd!】気が付くと、異世界に飛ばされていた

8 ページ9

gr｢コネシマとシャオロン、大先生は
面倒事を運んでくるから却下｣

kn｢なんでやねん！ シャオロンと大先生は分かるけど｣

sha｢おぉん？ なんやと？｣

ut｢せやぞ！｣


騒がしく言い争いをしているが
止めるのが面倒なので気にしない。
オスマンに頼むが、面倒くさいと断られた。
何とかトントンとエーミールに決まり、後一人は必要だ。

残りは俺、ショッピ
チーノ、しんぺい神


sp｢俺は、グルッペンさんが
行ったら良いと思うッスよ｣

gr｢俺が？｣

sp｢情報をその場で、処理した方が
効率が良いと思います｣

ci｢さんせー｣


なるほど、いちいち報告させる手間も省ける。

それに、王国には興味がある


gr｢決まりだ、俺とトントン
エーミールで王国に行こう！｣


王国まで、歩いて行けない距離では無い。
俺とトントンは、人間の姿になり
エーミールは髪と瞳を、魔法で茶色に染める。
彼も変えなければ、その姿だと目立つ。
荷物をまとめ、俺達は王国へと歩き始めた。



王国に着くと、村の者が言っていた通り
様々なお店が建ち並び、賑わっていた。
こうして居られるのは、弱者のお陰だと気付かずに。

全て、国王のお陰だと思っているのだろう。


gr｢ところでトン氏...いつの間に
その被り物、買ったのだ？｣


彼は、何処かで買ったのか
豚の被り物をしていた。
本物の豚を使用しているせいか
いつもの立ち絵とは違って、少し不気味だ。


tn｢そこの帽子屋で｣


よくそんな物が、売っていたな(汗

買った理由は、顔バレを防ぐ為だと言う。
不気味だが、アイディアは悪くない。


em｢グルッペンさんも、買った方が良かったのでは？｣

gr｢俺は魔法で何とかなるから、心配すんな｣


仲間以外には、別人に見えるよう
出る前に掛けてある。
声は流石に、変えれなかったが。

仕事は、この３人が出来るものを
探さなくてはならない。
どうしようか悩んでいると、トントンが何か見付けた。

掲示板のようだが、現代の文字ではなく
記号が書いてある。
この世界の文字だろうが、当然ながら読めない。


gr｢読めん...｣

em｢ちょっと、待ってて下さい｣


エーミールが、解読の魔法を持っていたので
読んで貰うことにした。

どうやら求人の掲示板で、様々な仕事があるようだ。
俺達が出来そうなものを探す。

そこに、ギルド加入募集というものがあった。
冒険ギルドというもので、魔物の討伐や
頼まれた物の採取などを仕事とする。


gr｢面白そうだな、これにするゾ！｣

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す