４話↓ ページ5
｢エーミール、また読書してるの？｣
em｢アシュリーさん｣
｢どんな本？｣
em｢貴女には難しいですよ｣
本を受け取ると、パラパラとめくり始めた。
見ていく内に段々と、眉間にシワが寄っていく。
｢全然分からないや、よくこんな本読んで飽きないね｣
em｢楽しいですから、飽きませんよ｣
｢ふーん...ねぇ、エーミール｣
em｢はい？｣
｢いい加減、私に対して敬語辞めたら？みんな敬語外れて、呼び捨てしてるのに｣
em｢これが癖ですから｣
｢そっか、残念...｣
em｢そろそろ、自室に戻らなくて大丈夫ですか？｣
｢そうだった！明日、ゾムと訓練がある...エーミールは？｣
em｢私はもう少し、読書をしてから戻ります｣
｢そう、おやすみエーミール｣
em｢おやすみなさい｣
そう言うと女性は、図書室を出て自室に戻って行った。
...あいつがエーミールか。
Aがよく彼の事について、話していたから覚えている。
女性の方は、話していなかったから、恐らく前世の仲間では無いな。
この事を、彼女に伝えないと。
俺は図書室を後にし、他の部屋に向かった。
次に、幹部達の部屋をまわってみた。
武器を手入れしている者や、寝ている者、部屋を空けている者がいた。
中には、女性を部屋に入れているやつもいた。
確か、大先生だったか。
前世では女垂らしで、ヘビースモーカーの屑だと聞いたが。
来世でも変わらないみたいだな。
あと、行ってないのは書記長と総統の部屋だ。
国の上位幹部や、総統の部屋は更にいりくんだ所にあった。
見つけるのに、時間が掛かってしまった。
着いたのは書記長の部屋。
部屋の中に入ると、山積みになった紙が机に乗っている。
今にも崩れそうな紙の中、伏せている人物が見えた。
寝てる...のか？
近づくと、寝息をたてていた。
隈がすげぇ出来てやがる。
どのくらい寝てねぇんだ、こいつ。
周りに大量の書類が積んである。
これだけの書類を、１人でやろうとしたのか？
このままだと風邪を引く。
監視カメラは...有るが、放っておけない。
うーん...A、すまん！
影から出た俺は、近くにあった毛布を書記長にかけた。
an｢やってしまった...怒られるな、はぁ〜｣
後の事を考えると、改めて自分がやったことに後悔し、ため息をつく。
弟者にやる事を、つい癖でやってしまった。
an｢お疲れさん｣ﾎﾞｿ
俺はそう言うと、国のトップのいる部屋に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノエル(プロフ) - 気長に待ってますね！頑張ってください！ (1月21日 11時) (
レス) id: f0168be442 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 只今、編集してリメイクしてます。かなり非公開にしてますが編集が終わり次第再表示させますので、ご理解の程、宜しくお願い致しますm(_ _)m。他の作品も作成しているので、なるべく早めには終わらせようと思っています(汗) (2023年1月29日 11時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
Wellington Fritsch - 1080p (2020年12月15日 10時) (レス) id: 9272560492 (このIDを非表示/違反報告)
paradigm - Sleek Concrete Cheese (2020年12月15日 6時) (レス) id: de4e107c05 (このIDを非表示/違反報告)
megu(プロフ) - ネコミミ七つさん» ありがとうございます！！そう言って頂けるなんて、めっちゃ嬉しいです！これからもよろしくお願いします (2019年2月10日 0時) (レス) id: 6873b8be52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2019年1月11日 18時
