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gr｢大内社長に伝えろ。今回の合同事業、白紙に戻せと｣
t｢...｣
gr｢それと、彼女は貰っていくぞ｣
t｢あんな出来損ないの、何処が良いんだ？｣
gr｢彼女は出来損ないではない。雪さんよりも優しくて、素晴らしい女性だ｣
彼を部下に送り届けさせ、俺は急いで彼女の居る病院へと向かう。
病院にはトントンと、先に着いていた大先生が待っていた。
gr｢トントン、彼女の容態は？｣
tn｢大丈夫や、命に別状はない。ただ...｣
gr｢何だ？｣
その言葉を最後に、黙ってしまった。
問いただすと、彼女は言葉を発する事が
出来なくなってしまったらしい。
喉自体には異常は無いが、精神的に大きなダメージを負った影響だという。
あの糞野郎が残した爪痕は、かなり大きいものとなった。
gr｢彼女の病室へ案内してくれ｣
ut｢グルちゃん...｣
病室に着くと、彼女はベットに座って窓の外を見ていた。
所々見える包帯が、怪我の大きさを物語っていた。
扉をノックすると、こちらに気付き笑顔を見せる。
近くに置いてあった、メモとペンを手に取り書き始める。
『"グルッペンさん"』
gr｢約束通り、戻って来たゾ｣
『"竹谷さんは？"』
gr｢あいつか？あいつは今頃、警察のお世話になってるだろう｣
『"そうですか..."』
再び言葉を書こうとする手を取り、彼女を自分に引き寄せ抱き締める。
彼女は驚いているのか、動きを止めて固まっていた。
gr｢何もかも終わったぞ。竹谷からの監視も、親や妹からの束縛も｣
今まで張っていた糸が切れたのか、背中に手を伸ばし肩を震わせて泣き始めた。
ずっと我慢していたようで、泣き疲れて寝るまで
俺の傍を離れなかった。
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めぐぱんだ(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。大分お待たせしてすみませんでした(汗。これからも楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2022年3月23日 7時) (
レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 続きが読めて幸せです！ありがとうございます！ (2022年3月22日 1時) (レス) @page49 id: 406b79fb24 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 黄緑さん» ありがとうございます！ 更新は遅いですが、楽しんで頂けたらとても嬉しいです。 これからもよろしくお願いいたします。 (2021年2月18日 12時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 非ログ勢ですが、続きが出たら必ず見に来ます。とても面白いです。 (2021年2月16日 17時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 涙月歌さん» すみません(汗。()が確かに付いてませんでしたね... 修正しましたので、これからもよろしくお願いいたします。 (2020年11月30日 1時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2020年1月11日 21時
