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腕を掴まれたまま、時間だけが過ぎていく。
ほどこうにも、力が強くて抜け出せない。
しばらく彼に捕まっていると扉が開き、竹谷さんが入ってくる。
『竹谷さん！？どうしてここに...』
t｢弊社の社長から、今日からこの会社に転勤しろと」
gr｢転勤だと？」
t｢ええ、ところでグルッペンさん。私の彼女を離して貰えますか？」
彼の手を振りほどき、引き寄せられる。
二人の間で火花が散っていた。
恐らく、グルッペンさんが雪とくっつかないから
痺れをきかせて、お父様が指示を出したのだろう。
でも、まさか彼が転勤してくるなんて。
t｢Aさん、ひとまず家に戻るといい。化粧とか崩れているみたいだから」
『え...あ...はい...』
t｢また来たら連絡して」
『分かりました』
彼の言う通り、一旦家に戻って
シャワーを浴びて、化粧し直す。
会社へ再び戻り、連絡を忘れずにいれる。
すぐに返事が来て、先程の部屋に来るようにとのこと。
部屋に着くと、二人の他にオスマンさんと
黒い布に白文字で“神”と書かれた男性がいた。
t｢オスマンさんとしんぺい神さんに、来て貰ったんだ」
os｢うちの社長が、世話を掛けているから竹谷さんと、今後について話してたんです」
sn｢初めましてやね、しんぺい神と申します」
『初めまして、Aです』
顔は見えないが、声は柔らかくて優しそう。
グルッペンさんから、オスマンさんと同じで厳しい人だって聴いたけど、そんなイメージないなぁ。
彼等の話の内容は、グルッペンと雪を近付けるため、二人が彼の側にいるという。
勿論、私の側には竹谷さんがいることになる。
もうこれで、彼とは会えなくなる。
嬉しいことのはずなのに、どうして胸が締め付けられるのだろう。
sn｢しかし良かったな、グルッペン」
gr｢何が良かっただと？」
sn｢こんな出来損ないの彼女と、一緒におらんで」
『え...』
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めぐぱんだ(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。大分お待たせしてすみませんでした(汗。これからも楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2022年3月23日 7時) (
レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 続きが読めて幸せです！ありがとうございます！ (2022年3月22日 1時) (レス) @page49 id: 406b79fb24 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 黄緑さん» ありがとうございます！ 更新は遅いですが、楽しんで頂けたらとても嬉しいです。 これからもよろしくお願いいたします。 (2021年2月18日 12時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 非ログ勢ですが、続きが出たら必ず見に来ます。とても面白いです。 (2021年2月16日 17時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 涙月歌さん» すみません(汗。()が確かに付いてませんでしたね... 修正しましたので、これからもよろしくお願いいたします。 (2020年11月30日 1時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2020年1月11日 21時
