30.(ut) ページ31
ut｢真後ろに立つなや、びっくりしたやろ(汗」
gr｢彼女の部署に行っただろ」
ut｢ふぇ？ 何で知っとるん？」
gr｢ゾムから聴いたぞ」
あいつ...
何でもペラペラ喋りやがって。
あーあ、滅茶苦茶睨め付けてるよ。
ゾムの野郎、グルッペンの反応見て楽しんどる。
gr｢それで...彼女は何て言っていた？」
ut｢グルちゃんのこと？」
gr｢そうだ」
真実を隠して、嘘を言おうとしたが
今、この場にオスマンとしんぺい神がおる。
嘘をついたら今後、彼女に何をするか分からない。
せやけど、本当のことを彼に伝えるのは
気が引けるなぁ。
ut｢彼女、グルちゃんのこと嫌いやって。今までも、我が儘に嫌々付き合っとったらしいで」
その言葉で、辺りが静まりかえる。
コネシマ、シャオロン、ゾムは顔を真っ青にしてグルッペンの様子を見ている。
ショッピとチーノは、危険を察知したのか物陰に隠れた。
僕を含めた他の人は、静かに彼の様子を伺う。
彼は少しの間、目を見開き
その後はいつもの表情に戻っていく。
だが、何処と無く悲しそうな顔をしていた。
しばらくの沈黙が続いた後、彼はそうかと呟き
何処かへ行ってしまった。
急いで、グルちゃんを追い掛ける。
会社を探し回り、ようやく屋上で彼を見つけた。
柵越しの景色を見ている彼の背中は
いつもの威勢はなく、呆然とそこに立っていた。
呼び掛けるも、返事がない。
背中を叩こうと手を伸ばしたが
彼は後ろを振り向き、腕を掴んだ。
さっきとは打って変わって、怒りに満ちた表情をしている。
gr｢何故、あんな嘘をついた」
ut｢嘘ちゃうで」
gr｢なに...？」
彼女から言われたことを、そのまま伝えた。
困惑しながらも、しっかりと僕の言葉に耳を傾けている。
gr｢...本当なのか？」
ut｢ほんとやと思う？」
gr｢いや...」
ut｢僕もやで、彼女、泣きそうな顔して言っとったもん」
昨日のこともある。
彼女のことを、調べた方が良さそうだ。
グルちゃんから許可を貰い、まずは彼女の近辺を調べることにした。
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めぐぱんだ(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。大分お待たせしてすみませんでした(汗。これからも楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2022年3月23日 7時) (
レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 続きが読めて幸せです！ありがとうございます！ (2022年3月22日 1時) (レス) @page49 id: 406b79fb24 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 黄緑さん» ありがとうございます！ 更新は遅いですが、楽しんで頂けたらとても嬉しいです。 これからもよろしくお願いいたします。 (2021年2月18日 12時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 非ログ勢ですが、続きが出たら必ず見に来ます。とても面白いです。 (2021年2月16日 17時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 涙月歌さん» すみません(汗。()が確かに付いてませんでしたね... 修正しましたので、これからもよろしくお願いいたします。 (2020年11月30日 1時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2020年1月11日 21時
