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｢あ？ あんた誰？｣
『グルッペンさん！』
｢もしかしてお連れさぁん？｣
gr｢そうだが？｣
表情は険しく、怒っている様子。
彼等が私を放って、彼の元へ歩いていく。
私は何も出来ないので、ただ見守るしか無い。
｢お連れさん借りてくから悪ぃけど、引っ込んでな｣
｢それとも痛い目みたい訳？｣
gr｢やれるものならやってみろ｣
その言葉で一人が殴りかかる。
目の前の光景を見ていられず、目を瞑った。
しかし聞こえてくるのは、相手側のやられていく声。
目を開けると、酔っぱらい達は地面に踞っている。
｢てめぇ...｣
gr｢喧嘩する相手を間違えたな｣
彼が心配そうに駆け寄ってくる。
私に向ける表情は、先程と変わって優しかった。
gr｢Aさん！ 怪我はないか？｣
『はい、大丈夫です...』
gr｢良かった...｣
ここにはもう居られないので、離れることに。
別のお店で飲み直そうにも時刻は、日付を跨いでいる。
流石に遅いということなので、二人で帰り道を歩く。
gr｢今日は楽しかったゾ、ありがとうな｣
『いえ！ 私も楽しかったです！』
gr｢また明日｣
『また明日...』
目的地に着いて、背を向ける彼に
そっと手を伸ばす。
彼と一緒にいる内に、離れたくないと思い始めた。
優しく接してくれる彼の傍に、ずっといたい。
しかし、伸ばした手を戻して
ギュッと握り締めた。
そんな願いは叶わない
竹谷さんがいるし、親も許してはくれない。
それに私には、そんな資格無いから。
離れていく彼に、思いが段々と込み上げてくる。
お願い...行かないで...
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めぐぱんだ(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。大分お待たせしてすみませんでした(汗。これからも楽しんで貰えたら嬉しいです！ (2022年3月23日 7時) (
レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 続きが読めて幸せです！ありがとうございます！ (2022年3月22日 1時) (レス) @page49 id: 406b79fb24 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 黄緑さん» ありがとうございます！ 更新は遅いですが、楽しんで頂けたらとても嬉しいです。 これからもよろしくお願いいたします。 (2021年2月18日 12時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 非ログ勢ですが、続きが出たら必ず見に来ます。とても面白いです。 (2021年2月16日 17時) (レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぱんだ(プロフ) - 涙月歌さん» すみません(汗。()が確かに付いてませんでしたね... 修正しましたので、これからもよろしくお願いいたします。 (2020年11月30日 1時) (レス) id: 85f55d852b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐぱんだ | 作成日時：2020年1月11日 21時
