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吊り橋効果 ページ19

『Aちゃん、どうしようか?』


「何が、ですか?」


『えっと、学校遅刻してるんだけど』


「えぇっ!?」




満員電車から降りて

ふと携帯を開くと9:00を示していて



多分、あの時の急ブレーキで

到着時刻が遅れたんだよなぁ・・・




「ど、どうしましょう?」


『んー、・・・サボる?』


「えぇっ!?」




俺の隣にいる小さい女の子は

俺が電車で、人の雪崩から守ってあげた子



七瀬 Aちゃん

身長は何と145cm!



俺と30cm差だよー

ちまちまふわふわで、ちょー可愛い




「秋さんっ、私サボったことないんですが・・・っ」


『そうなの?・・・なんちゃって、実は俺も』


「えっ?」




Aちゃんの大きな目が

さらに大きく見開かれる

でも、すぐにその目を伏せてじっと考え込んだ



しばらくして




「サボっちゃいましょう!」




笑顔でそう言った


わぁーお

・・・その笑顔、破壊力半端ねぇっ




『どこ、行きたい?』


「特には」


『・・・じゃぁ喫茶店でお話ししよっか』


「はいっ」




話したいこと、いっぱいある

聞きたいことも、いっぱいある



今日、初めて会ったのに

会って30分も経ってないのに



俺は、


俺は、




『Aちゃん、』


「はい?」


『好き』




好き、なんだ


出逢ってまだ30分?

そんなの関係ないと思う


だって、好きなのは好きなんだもん




「えっと、ご冗談?」


『いえ、真面目に』


「これって、どうすればいいんですか?」


『返事、くださればいいかと』




彼女は、ぼんっと顔を真っ赤に染めた

そして小さな唇から言葉を紡ぎだす




「私、満員電車とか実は初めてで、」


『ん』


「怖かったんです、ほんとは、だからね」




だからね、

秋さんに助けていただいたとき、すっごく嬉しかったんです



彼女はとびっきりの笑顔でそう言った




「私も、好き、です・・・っ」


『じゃぁ、俺と付き合ってくれる?』


「いいんですかっ?」


『お願いします』




俺とAちゃんは

互いにお辞儀をした


ま、予想通り

頭ぶつけちゃったけれど




俺は困ってるAちゃんに

Aちゃんは助けた俺に

恋した



吊り橋効果、だね?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今回は久しぶりのおじりなるです*!


どうしても、満員電車の話をハッピーエンドにさせたくて・・・っ

(※詳しくは第12話を)

急展開で、ごめんなさいっ!


ありがとうごさいました!

私の彼は、ちょっとだけ→←王様と会計2



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設定タグ:恋愛 , オリジナル , 黒春   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ぷー - もー、壁ドンとかヤンデレとか好きすぎて(m_ _m)ノシ_バンバンとひとり悶えてましたw (2019年6月2日 23時) (レス) id: 367e8748b6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅんみゅんみゅん - なんとか一夜物語ってあの。なんか、吉原ラメントってゆー曲に似てていいですね♪(/ω\*)ほかの作品とかも、他とゎ違う現代てきな感じでグットグットです(・∀・)人(・∀・) (2015年8月7日 14時) (レス) id: 6eb1244e63 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 雨の日に傘貸してくれるのが見たいです。彼氏様はツンデレで相合傘は恥ずかしいから走って帰るみたいなのがいいです。 (2015年6月7日 10時) (携帯から) (レス) id: a63d0af322 (このIDを非表示/違反報告)
______ - 不器用だけど優しい…みたいな感じの彼氏とか見てみたいな…なんて。分かりにくかったらすいません。 (2015年5月9日 15時) (レス) id: f31deeeba5 (このIDを非表示/違反報告)
Miley A - 天然で面白い彼氏かいてくださいっ!! (2015年5月2日 17時) (レス) id: cad862a199 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mg | 作成日時:2013年9月7日 20時

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