バレンタイン×手越 ページ7
祐「せ〜んぱいっ。今日が何の日か知ってます？」
部活が終わると共に、後輩の手越くんがそう言って近付いてくる。
A「バレンタインでしょ？」
祐「正解っ！さすがっすね。じゃあじゃあ。俺はいくつチョコを貰ったでしょうか？」
A「そんなの知る訳ないでしょ。」
手越くんの問いかけに私はそう答えると、部活で使用したボールをしまいに倉庫へと向かった。
すると。
不意に薄暗い倉庫の中で片づけをしている私に、背後から声を掛けてくる手越くん。
祐「A先輩。俺も手伝いますよ。」
A「え？いや、もう終わるから…。」
祐「そっか。それは残念。じゃあ、ちょっと話でもしましょうか。」
そう言いながら、ジリジリと近づいて来る手越くん。
祐「先輩。さっきの答え、知りたくないですか？」
A「え？」
祐「俺、今年は誰からも貰ってませんよ。」
そんな言葉に「へぇ〜」なんて軽く返して帰ろうとすると、不意に手越くんは自分の腕を壁に押し当てて…私から逃げ道を奪う。
A「ちょっ、手越くん？」
祐「逃げないで下さいよ。A先輩。」
A「は？」
祐「単刀直入に聞きますけど、先輩は俺の事どう思ってるんです？」
手越くんはそう言うと、ジッと私を見つめて来た。
２人っきりの倉庫内。
お互いの視線が交差する中、静かに沈黙が流れる。
A「な、何言ってるの？私はただのマネージャーで…。」
祐「でも俺は…先輩の視線、いつも感じてるんっすよ。」
手越くんの言葉に私は思わずハッとする。
言われてみれば、自然と私の視線の先にはいつも手越くんがいて
いつだってその視線の先から、笑いかけてくれてて。
だけど、それが恋かどうかなんて…。
祐「先輩。今から俺がすること、嫌だったら全力で拒否して下さい。」
A「え？」
祐「じゃないと、本気にしますから。」
手越くんはそう言うと、おもむろに唇を寄せる。
そっと触れる唇の中で思った事は
何で拒まなかったんだろう…じゃなくて
何で今まで気付かなかったんだろう…ということ。
祐「へへ、チョコよりも良いもの貰っちゃった。」
手越くんは不意にそう言うと、意味あり気にニカッと笑った。
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めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» やっぱり分かっちゃいますよね(笑)ありがとうございます♪更新、頑張ります((´∀`*)) (2015年5月13日 0時) (
レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - めぐみるくさん» やっぱり！なんか知ってる気がしたんです笑笑 更新頑張ってくださいね(o^^o) (2015年5月13日 0時) (レス) id: a213e68ec1 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - ひなちさん» ほんとですか?!曲流れました？(*´∀`*)私も吉原ラメント大好きです♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなち(プロフ) - 吉原ラメント好きー＼(^o^)／読みながら、曲流れた♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: 59cdcfdd85 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» そうです。それを元に書かせていただきました(*´∀`*) (2015年5月12日 7時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみるく | 作成日時：2015年2月8日 2時
