猫と彼と私〜小山〜 ページ6
A「ニャロ〜。」
そう言いながらリビングのドアを開けると、私は真っ先に飼い猫の元へと駆け寄る。
数ヵ月前。
まだ生まれたばかりであろう子猫を見つけてしまった私は
“ニャロ”と命名して、自分の家で飼う事にした。
A「ん〜、ただいま〜。」
そう言ってスリスリと顔を寄せると、ニャロは嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らす。
それがたまらなく愛おしい。
すると、そんな私を見ていた慶ちゃんが不意に声を掛けてきた。
慶「あのさ…俺もいるんだけど…。」
A「あ、慶ちゃん。いたの？」
慶「うーわっ。何その言い方〜。」
私の言葉に、慶ちゃんはそう言って不満そうな顔をする。
A「ふふ、冗談だよ。ただいま、慶ちゃん。」
慶「ほんとかねぇ。」
A「あれ？もしかして、ニャロに妬いてるの？」
慶「そ、そうだよっ。悪い？」
拗ねる様にそう言い放つと、慶ちゃんはそっとニャロを抱っこする。
慶「お前のご主人様はね、俺よりもお前の方が好きみたいだよ？」
A「もぉ、慶ちゃん。何言って…。」
慶「ただいまのチューも、最近は俺よりもニャロの方が先だもんなぁ。」
拗ねた口調でチラチラと私の方を見ながら、慶ちゃんはそう次々と言葉を落とす。
そんな慶ちゃんがまた私にはたまらなくて
思わずギュって抱きしめたくなるけど…
敢えてそうしないのは、もっと求めて欲しいから。
A「慶ちゃんもして欲しかった？」
慶「当たり前じゃん。」
慶ちゃんはそう言うと、抱っこしていたニャロをそっと床に下ろした。
慶「Aの彼氏は俺なんだよ。」
A「うん。」
慶「俺が一番でしょ。」
そう言いながら、慶ちゃんはいつもより少し荒いキスを落としてくる。
何度も角度を変えて触れ合う唇に、徐々に酔いしれていると
不意に私達の足元で、今度はニャロが構って欲しそうに『ニャー』と声を上げた。
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めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» やっぱり分かっちゃいますよね(笑)ありがとうございます♪更新、頑張ります((´∀`*)) (2015年5月13日 0時) (
レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - めぐみるくさん» やっぱり！なんか知ってる気がしたんです笑笑 更新頑張ってくださいね(o^^o) (2015年5月13日 0時) (レス) id: a213e68ec1 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - ひなちさん» ほんとですか?!曲流れました？(*´∀`*)私も吉原ラメント大好きです♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなち(プロフ) - 吉原ラメント好きー＼(^o^)／読みながら、曲流れた♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: 59cdcfdd85 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» そうです。それを元に書かせていただきました(*´∀`*) (2015年5月12日 7時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみるく | 作成日時：2015年2月8日 2時
