＃１８ - １ ページ31
その言葉を聞いて、悟は傑に対して異議を唱えようと身を乗り出したが…硝子がそれを阻んでは彼に視線だけを向ける。そして、彼女の行動を察して大人しく従う悟。
傑は、長い沈黙を経て恐る恐る言葉を紡ぎ始める。
傑「……だけど、私は…Aと共に居たいんだ。」
その震えるような声で振り絞った一言には、"本音"だけが溢れ出していて。
その言葉を聞いた悟と硝子は顔を見合わせて笑みを浮かべる。
傑「……だから、私たちの争いは無意味なんだ。だから、だから____」
悟「だから、Aを絶対ぇ見つけ出す!!」
硝「だから、Aを見つけてお仕置してやる。」
傑「……………は？」
あんなにも険悪だった2人が、嘘みたいに普段通りに接し始めていた。その様子に傑の脳は理解が追いつかない。それを見た悟と硝子は仲良く肩を組んで、傑をからかいだす。
悟「傑ー、お前の本音ってなんか普通だよなー。」
硝「我儘ならガキでも言えるぞー。」
傑「……ちょっと待て、君たち喧嘩中だったよな？」
また、悟と硝子は顔を見合わせる。
悟「ドッキリ大成功〜!!」
硝「ぱふぱふぱふー。」
傑「は？」
悟「いやさぁ、傑に宥められた後やっぱり硝子に悪いことしたと思って謝りに行ったんだよねー。」
硝「いきなり泣き出したからウケたわー」
悟「ちょっと、言わないでって言ったよな!?」
硝「え〜？」
傑「………なるほど、きちんと会話をしたんだね。私が知らない所で。」
硝「で、全部打ち明けられたから私も"全部打ち明けた"んだよねぇ。」
硝子のその言葉で、何かを思い出したかのように悟は傑の肩を勢いよく掴んで硝子を敵のように指を指して大声をあげる。
悟「傑!!硝子、硝子がな!!」
傑「……………もう少し静かに騒いでくれ、今更頭が痛くなってきているんだ。」
悟「頭痛いとかそんな場合じゃねぇんだよ!!だってな、硝子はなAと______」
硝「そう、ヤッた。」
傑「……………は？」
悟「っ〜!!」
硝子の一言に、傑の脳内は更に混乱する。
そして、再び聞かされたその屈辱と羨ましさと恥ずかしさが混じり複雑な感情となった悟は顔を真っ赤に染める。
そして、我に返った傑は目を見開いて彼女を2度見する。
傑「おい、嘘だろ。」
悟「マジなんだよな…」
硝「うん、大マジ〜。」
飄々とした態度で、ピースサインを見せる硝子。そして、立つのが疲れたのか近くの席に腰を落として体勢を楽にする。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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夕憑紅(プロフ) - 曲、私的には、なきそ様の［ ド屑 ］ だと思います。考察読んでそれっぽいなとも思いました。面白かったです。 (5月5日 21時) (
レス) @page35 id: 2500c6590e (このIDを非表示/違反報告)
エゴ信者。 - B.E.E.L.E.さん» 応援し続けてくださりありがとうございます！イメソン、めっっちゃくちゃやばかったです…。え、最高すぎましたまさにイメソンすぎて…本当にありがとうございます。引き続き頑張ります！ (1月12日 3時) (レス) id: 665876339a (このIDを非表示/違反報告)
B.E.E.L.E.(プロフ) - 続編おめでとうございます！あと、私的にイメソンはPretenderだったので悟のイメソンが可愛いすぎて笑いました！笑これからも楽しみにしてます！ (1月11日 2時) (レス) @page7 id: cde15767ef (このIDを非表示/違反報告)
エゴ信者。 - きょさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えるだけで頑張れます…！思考が似通っていたら嬉しいです、その妄想も機会があればぜひ聞きたいです！笑 (1月11日 1時) (レス) id: 665876339a (このIDを非表示/違反報告)
きょ - うおー！！続きが気になる！これからどうなるか妄想しながら待っます！ (1月10日 2時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エゴ信者。 | 作成日時：2024年1月10日 0時
