＃１２ - １ ページ3
いつの間にか、彼女を匿うホテルに到着していた。
いつの間にか、通りすがった雨は止んでいた。
日「だから、Aちゃんには3日の猶予を与えます!!」
そう、療養期間として上から指示のあった3日間。
それが、彼女が思考することの許される余りに少ない時間。
日下部は、運転席から降りて彼女が乗ったドアを開けて手を差し出す。
日「………お前が、笑っていられる未来のために思考しろ。どんな決断であっても、俺はお前を否定しない。」
眩しい太陽が彼女の視界を覆い尽くす。
でも、彼女はしっかりと目を開けて上を見上げては
短き時間の大切な、たった1人の相棒の手をとった_____。
日「出来るなら、Aちゃんが俺の代わりに任務やら仕事やらをこなしてくれればいいんだがなぁー。」
『はぁ？それなら、あっくんは上の人にならないとだよ？私の上司になりたいならねー。』
日「………出世は嫌だなぁ。」
『じゃあ、呪術師にはならなーい!!』
そう言って、いたずらにはにかんだ笑顔を見せる彼女。
つかの間の、長い時間がふたりの絆を生み出した。
アイドルとマネージャー
その立場は変われど、この絆は変わらないだろう。
時は流れ、隔離された2日間があっという間に過ぎ去った。
彼女と会話できるのは日下部だけ。
でも、最終日だけは面会が許された。
条件つきの面会、それを許されたのは________。
硝「よっすー。」
『あ、やっぱり硝子ちゃんなんだ。』
予想通り、彼女が面会にやって来た。
条件というのは、3人の内ひとりだけが彼女と面会可能ということだった。
硝「まねー。消去法ってゆーか、ひとりは手篭めにしようとか呟いてたしひとりは永遠に囲うとかぼやいてたからねー。私しか許されなかったってわけ。」
本当にクズ共。そう呆れたように、彼女はアルコールの缶を取り出した。他にもプリンやつまみを持ち込んでいた。
呑もう。そう言いたげに珍しく万遍の笑みを浮かべては彼女は缶をAに押し付けた。
硝「でさー、最終的に2人がビデオメッセージ撮るーとか駄々こね始めてさー」
『はぁ？なにそれ、本当に意味わかんない!!』
今だけは、酒の力を借りてでも彼女を笑顔にしたい。
硝子は、酒の力を頼りにしなければこんな風に接することができない。
ときどき、涙を堪えるように口を強く結んでいた。
『………ねぇ、硝子ちゃん。』
硝「なぁにー？」
『硝子ちゃんは、何とも思ってくれてないの…？』
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夕憑紅(プロフ) - 曲、私的には、なきそ様の［ ド屑 ］ だと思います。考察読んでそれっぽいなとも思いました。面白かったです。 (5月5日 21時) (
レス) @page35 id: 2500c6590e (このIDを非表示/違反報告)
エゴ信者。 - B.E.E.L.E.さん» 応援し続けてくださりありがとうございます！イメソン、めっっちゃくちゃやばかったです…。え、最高すぎましたまさにイメソンすぎて…本当にありがとうございます。引き続き頑張ります！ (1月12日 3時) (レス) id: 665876339a (このIDを非表示/違反報告)
B.E.E.L.E.(プロフ) - 続編おめでとうございます！あと、私的にイメソンはPretenderだったので悟のイメソンが可愛いすぎて笑いました！笑これからも楽しみにしてます！ (1月11日 2時) (レス) @page7 id: cde15767ef (このIDを非表示/違反報告)
エゴ信者。 - きょさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えるだけで頑張れます…！思考が似通っていたら嬉しいです、その妄想も機会があればぜひ聞きたいです！笑 (1月11日 1時) (レス) id: 665876339a (このIDを非表示/違反報告)
きょ - うおー！！続きが気になる！これからどうなるか妄想しながら待っます！ (1月10日 2時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エゴ信者。 | 作成日時：2024年1月10日 0時
