第2話 ページ2
〜ラウールside〜
ラウール「…ここどこ?」
楽屋で眩しい光に包まれて気がついたらベットの上…
どうなってるのかさっぱり分からない…
?「大丈夫ですか?」
?「よかった…目を覚まされたのですね。」
部屋の扉が開いてイケメンの2人が僕のところに…
レン「すみません。私はレンと申します。」
カイト 「僕はカイトです。」
レン「私たちはこの世界…キンプリ王国の王子です。」
ラウール「…え?王子様!?」
急にやってきた2人がこの国の王子様と聞いて驚いて慌てて飛び上がった。
カイト「ごめんなさい!驚かせるつもりはなかったんですが…」
ラウール「…いえ。大丈夫です。」
落ち着いて僕はレンさんとカイトさんに色々聞いてみた。
どうやらここキンプリ王国は自然が豊かで人々も平和に暮らしているのだけれど…闇に襲われているらしい…
ラウール「…闇?」
その闇というのはシャドー王国。
あらゆる世界を滅ぼそうと企む奴ら…。
レン「こちらで皆さんのことを見つけたのでこちらへ…」
ラウール「それ!」
レンさんが取り出したのは僕たちが楽屋で見つけたあの水晶玉だった。どうやら2人が僕たちをこっちの世界に連れてきた。
ラウール「…けどどうして僕たちを?」
カイト「この水晶玉はあらゆる事を予言してくれるんです。闇が迫っている時も全部…」
レン「…そして皆さんのことを映したので助けていただけないかと…」
そんなにすごい水晶玉なのか…
けど…
ラウール「…でも僕たちにはなんの力もないよ…」
なんせ僕達は人間だから…
能力なんて持ってないし…
…それにみんなは無事なのかな…
従者「王子様!また襲われています!」
その時にドアが勢いよく開いて従者の人が大慌てで飛び込んできた。
レン「とにかく人々を避難させてください!」
カイト「すぐに迎撃の準備を!」
襲われている知らせを聞いて慌てることなく冷静に対処していく…
さすが王子様だ…
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作者名:megumi9213 | 作成日時:2024年3月3日 9時