操り人形（マリオネット）【オリオンの刻印】 (ページ25)

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分からないページ25

鬼道side
やはりおかしい……。このイナズマジャパンが出来てから何かと不思議な事が多い。
やはり…、これは全て一星の仕業か。
でも何のために?何が目的だ………一星!

そう思っていた矢先だった。火事が起きた。誰が、誰が犯人なんだ?一星か?でも、その時には皆同じ部屋にいたはずだ。
いや、可能性は否定できない。
もし外から一星の仲間を呼び、火をつければ……。

岩戸「消防車呼んだ方がいいんでゴスか?」

灰崎「まあそうするしかないだろ」

愛花「待って下さい!今水持ってきます」

鬼道「待て!火の中だと危な……」

追いかけた方がいいのか?あ!そうか。分かったかもしれない。

ﾊﾞｼｬｯ。

愛花「火が消えました」

円堂「よかった～」

風丸「あぁ」

やはりおかしい。普通、火事が起きれば消防車を呼ぶはずだ……。なのに浅原は恐れずに普通に火の中に入っていった。
もしかして……火が燃える場所を分かっていた?それでも危な過ぎる。

氷浦「う～む……何故火事は起きたのか…。ただの火事ではなさそうだ。これは事件だ……!よし、証拠を集めてこの謎……必ず解いてみせる！ばあちゃんの名にかけて！」

風丸「一体君のお祖母様は何者なんだい？」

氷浦「よし、始めるよ、ワトソン君!」

岩戸「はいでゴス！」

カランカランカラン。

ん?何だこれは?バケツ?風で飛んできたのか?いや…、そんなはずは…。
あ!そうか。火事になった後、水を汲まずに皆に気づかれない場所に置いてけば火の中に入らずに済む!
浅原愛花……。何を企んでいる!

ドサッ。

重い音がした。

基山「花咲さん?花咲さん!」

鬼道「どうしたんだ?」

基山「花咲さんが……」

花咲が倒れていた。息が乱れている。

鬼道「急いで救急車を！」

基山「分かった」

灰崎「どうかしたのか?」

鬼道「花咲が……」

灰崎「っ！何があったんだ?」

鬼道「俺もよく分からない…」

ピーポーピーポー。

花咲は救急車で運ばれた。

救急車の音を聞きつけ、イナズマジャパンの皆が俺の周りに集まってきた。

鬼道「それが……」

愛花「ふふっ皆パニックになっちゃって。可笑しい。でも、いいわよね、お姉様は。だってこんなにも心配してくれる仲間達がいるんですもの。でも、安心して?ぜーんぶ私が奪ってあげるから」

愛花がこんな風にいっていることなど皆は知る由もないのだった。

つくし「どう?愛花ちゃん」

愛花「火事による建物の損傷はあまりなさそうです」