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#4 風が招く場所 ページ4

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You side




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"キーンコーンカーンコーン"


チャイムの音で目が覚めた



『あれ、私…』



いつの間に寝ちゃったんだろ…








向井「あ、起きた?」



『うん、ごめんね寝ちゃって』



向井「ええねんええねん、今深澤先生呼んでくるわ〜」




『わかった』








ふと横を見ると

隣のベッドで眠る目黒先輩



『寝顔も綺麗…』



なんて心の声がダダ漏れで






目黒「聞こえてんぞ」



『ぅわ!! すいませんッ』



目黒「いいけど」






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深澤「向井ー、大丈夫か?」



『あっはい 全然大丈夫です
ご心配おかけしました』



深澤「いいよいいよ、向井でもおっちょこちょいなとこあるんだな笑」



『あはは…笑』



向井「よしっ、じゃあ次の授業頑張りや!!」



『うん笑 じーこもありがとう』



目黒「じゃあな」



深澤「目黒も教室に戻れよ笑
じゃあ失礼しました〜」





.





_教室



結実「あれ、あんた戻ってきたんだ」



晴香「どうせ向井先生に、いじめられたのぉなんて媚び売りにでも行ったんでしょ?」



『違う…』




結実「何が違うのか言ってみろよ」



『濡れちゃったから、ドライヤー借りに行っただけで』



晴香「へぇ〜、まあ、どうせあんたがいじめられたって言っても信じてくれる人いないもんね笑」




確かにそうかもしれない…

誰かはきっといるって自分に

言い聞かせてたけど

本当の本当はいなくて




そう思うとなんかすごく

私って惨めだなぁ…




結実「図星すぎて返す言葉もないんだ笑
そっか、友達一人もいないもんね笑」




また2人は言いたい分だけ言って

席に戻っていった

私はただ、唇をかみしめること

しかできなかった





.






_昼休み



お弁当はいつも

誰もいないところを探して食べる

なんだか今日は風に手招きされている

ようで、それについて行ったら

そこは屋上だった



今日は屋上にしよう。




『いただきます』





お弁当をひたすら食べていると

屋上のドアが開いた





.







目黒先輩だった









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#5 嘘はつかずに→←#3 優しい温かさ



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阿部プリン - 三話で伝わるおもしろさ。よくある設定だけど、他の作品とは違うんだろうな、と思います。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください! (2020年8月3日 17時) (レス) id: 13782f88cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くれよん | 作成日時:2020年8月3日 15時

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