Give me one more chance《Ren.M》 (ページ8)

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あのあと、最後までやらないとって
バツ印を全部消してからホテルに戻った。

未だに信じられない。

「ねえ、紗帆？」
紗「んー？」
「朝のって…現実だよね？」
紗「…うん」

まあ、でも、遭遇。
そう。遭遇ってあるものだから！

そう言い聞かせようとするけど、、

…たしかAちゃん

そういった蓮くんの声が離れなくて。

紗「Aそろそろ行くよ！」
「あ、うん」

朝とは別人。
綺麗な黒のワンピースに黒いショートブーツ。
適当に結いてた髪は下ろして綺麗に巻き。
メイクもバッチリ。カラコンも入れた。

会場について、中に入る。
席もいいところで本当に紗帆の運は凄い。

時間になり、始まった。

踊る蓮くんも歌う蓮くんも、、演技する蓮くんも全てかっこよくて。

いつの間にか

照「ありがとうございました！」

そういう照くんの声で幕を閉じた。

「…っ！蓮くんかっこよかった～」
紗「もう、ほんとに照くん…」
「2人ともかっこよかったねぇ！」
紗「もうかっこよすぎて動けない。」

なんてしばらく席に座ったままの紗帆。

「そろそろ行こ？」
紗「だね笑」

なんて、席を立ち出口に向かうと

スタッフ「すみません！」

明らかにスタッフであろう人に声をかけられ

「はい？」
ス「神崎Aさんとそのお連れさまでいらっしゃいますか？」
「そうですが…」
ス「少々お時間よろしいでしょうか？」
「はい。」

そう言われスタッフさんについて行くと
なんか明らかに舞台裏のようなところで。

紗帆「ねえ、、ここって」
「やっぱりそう思う？」

紗帆と小声で話してるとスタッフさんが足を止めた。

コンコン。

ス「失礼致します。お連れ致しました」

どうぞ？なんてスタッフさんに言われ部屋の中に足を進めると…

目「きたきた」

そんなことを言うさっきまで舞台に立ってた蓮くん…他SnowMan。

「…？」

大混乱の私。
思わず

「し、失礼しました」

そうドアを閉めようとした時

目「待って…？」

蓮くんによって掴まれた私の手。