記憶の欠片６４ ページ36
少し時間を遡りAとユンは先を進む。
ユ「良いの？」
『何が？』
ユ「二人にしてさ」
『二人になりたい時もあるでしょ？邪魔をすると馬に蹴られるわよ。』
ユ「あの二人は幼なじみじゃないの？」
『そうじゃないんだなぁユン君。ユンにはまだ早い話だったかぁ』
ユ「あんたにだけは言われたくない！」
『え�・なんで�・』
ユ「はぁ、それより早く行くよ。」
『ねぇ、なんで話をそらそうとしてもするのよ。』
ユ「霧が出てきたね。」
そんな時、矢が討たれた。矢に意識がいった瞬間首に衝撃が走った。
ユ貴「っ！！」
男達は気を失ったAを見て驚いた。
「おい、この少女紅い髪だぞ。」
「どうする。」
「丁重にお連れしろ。後は白龍様の判断次第だ。」
気を失ったAとユンが連れて来られたのは白龍の里。
『･･･ぅん？』
ユ「A！A！！」
『･･･？ユン？』
ユ「大丈夫？」
『うん･･･大丈夫だけどこの状況はなに？』
Aがなによりも先に聞きたくなるような状況とは、
二人の周りには多くの人がAに向かって手を伸ばしていた。
その手からAを守りながらユンが答えた。
ユ「なんかこの里、紅髪信仰でもあるんじゃないの？･･･ほらそこそれ以上近づかない！手を伸ばさない！」
『っ！ユン、奇麗だって！』
ユ「髪がね。髪だから！」
この騒ぎのなか一人の男が二人の元にやって来た。
「これは何の騒ぎだ？」
「白龍様！」
「紅い髪の少女が･･･」
ユ「A」
『あの人が白龍？』
ユ「多分ね。」
「そなたら此処に何しに来た？」
『白龍に話があって来たの。』
「話などと嘘をつくな。」
『ちょちょっと待って、』
「それともその紅い髪で惑わせられるとでも思うたか？私にはきかぬぞ。」
男はAの首に手をかけ力を入れる。
『っ！やめっ･･･』
ユ「Aを離せ！」
『っ！ユン･･･逃げｔ･･･』
男がさらに力を入れようとしたその時、ハクが助けに入った。
それによりAの首にあった男の手が離れた。
ハ「ユン、Aは？」
ユ「A！」
『･･････』
ユ「･･･気を失っているけど大丈夫。」
ハクはユンの言葉に安堵して目の前の男に集中した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！ (2017年7月5日 8時) (
レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
アケハ - とても面白かったです！！更新頑張って下さい(^_^*) あと....前作はもう書かれないのですか....？両方とも楽しみにしてます！！スミマセン！！ (2016年9月10日 19時) (レス) id: dc85f87ac0 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - とっても面白くて何回も読んでます( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年8月6日 8時) (レス) id: 5b4486ab9f (このIDを非表示/違反報告)
オレオ(プロフ) - とってもきゅんきゅんきます！！ハクチョーかっこいいしサクも最高です！！更新頑張ってください！！ (2016年6月3日 21時) (レス) id: ac1e963e8d (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - とても面白かったです！頑張って下さい (2016年5月10日 11時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：meeegu | 作成日時：2015年7月6日 15時
