記憶の欠片５８ ページ24
『あのお兄さんは？』
ハ「急ぎの用が出来たって帰った。」
『えー、まだお礼言ってないのに』
ハ「俺が変わりに言っといた。」
未だに礼を言いたかったと言うAに安堵のため息をついた。
もう少し遅かったらと思うだけでも寒気がする。
Aは茶屋だと思っているが、飲み屋が併設され二階に宿屋がある。あの男はそこに連れていき無理やり襲おうとたくらんでいたのだろう。
役人の見回りに気がついたハクはAを路地裏に連れ役人が通り過ぎるのを待った。
ハクは腕の中にAが居る事にこんなに安堵するとは
見知らぬ男と一緒に居るところを見ただけで嫉妬するとは思わなかった。
ハクはAの存在を確かめるように抱きしめた。
ハ「お前は俺のものだろう」
『ハク？何か言った？』
ハ「何も言ってねーよ。今のうち行くぞ。」
役人が通り過ぎたのを確認しハクはAを連れ移動した。
ハクとAが村の外の大木まで来ると、それまで隠れていたヨナとユンが出てきた。
ユ「A！！」
ヨ「A！心配したのよ。」
『ユン、姫さん。無事で良かった。』
ユ「それはこっちの台詞！」
『何で？私が目を離したから捕まっちゃったんでしょ？』
ヨ「･･･え？」
『怖い思いさせてごめんなさい。』
ヨ「っ！違っ。」
ユ「捕まったって誰に聞いたの？」
『ユン達が捕まった所を見てた人がいてね。その人に話を聞きに行こうとした時にハクが来たの。ハクに助けて貰ったんでしょ？』
ほんと無事で良かったと言っているAに何も言えなくなった。
ヨナとユンがハクに話を聞こうとハクを見た。ハクは何とも言いがたい表情で遠くを見つめていた。
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天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！ (2017年7月5日 8時) (
レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
アケハ - とても面白かったです！！更新頑張って下さい(^_^*) あと....前作はもう書かれないのですか....？両方とも楽しみにしてます！！スミマセン！！ (2016年9月10日 19時) (レス) id: dc85f87ac0 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - とっても面白くて何回も読んでます( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年8月6日 8時) (レス) id: 5b4486ab9f (このIDを非表示/違反報告)
オレオ(プロフ) - とってもきゅんきゅんきます！！ハクチョーかっこいいしサクも最高です！！更新頑張ってください！！ (2016年6月3日 21時) (レス) id: ac1e963e8d (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - とても面白かったです！頑張って下さい (2016年5月10日 11時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meeegu | 作成日時：2015年7月6日 15時
