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【過去編】はじめてのおつかい1 ページ19

Aとハクが真剣な表情でハツの前にいた。

『ははうえ、どうしたの?』
ハツ「今日はAとハクにお願いがあるのよ。」
ハク「わかった。で頼みってなんだ・・・?」
ハツ「二人におつかいをお願いしたいのよ。」
『二人?・・・サクは?』
ハク「サクはもう出掛けただろ。」
ハツ「出来るかしら?」

何時もサクがいるから大丈夫だが、今日は二人だけだ。
Aは不安で一杯になった。

『・・・ぅん。』
ハク「俺がいるだろう?」
『っ!うん!』

まだ不安は残るだろうが漸く笑顔になったAを見てハクも笑顔になった。
そんな二人の様子を見守っていたハツは二人におつかいを頼んだ。
行き先は城下町の先のたんぼだ。今バンを中心に数人で農家に体験と言う名の手伝いをしている。
そこにおにぎりと饅頭を届けるというもの。


Aとハクは手を繋ぎ元気よく出発した。

『おまんじゅう♪おまんじゅうっ♪』
ハク「饅頭好きだよな�・」
『ハクもすきでしょ?おまんじゅう♪』
ハク「無くなる前に行くぞ!」
『っ!ぉお!!』

気合い十分な二人・・・だが、その直後

『っ!ぁっ!ちょうちょっ!』
ハク「ぁっ!こらA!」
『ちょうちょ♪』
ハク「危ないだろ。手離すなよ。いいな?」
『うんっ!』

元気よく返事しハクの手を握ってあっちこっちひぱって行く。
二人であっちにふらふらこっちにふらふらしながら城下町までやってきた。
ちなみに歩いて20分程度の距離を2時間はかかっているが・・・

『じょうかまち�・!』
ハク「饅頭だな!」

城下町の饅頭屋までいろいろ店が立ち並び、Aとハクは一件一件端から見て歩く。

ハクはAを連れ武器屋の前に来て以来、30分程その場から動かなくなった。
Aもはじめは一緒に見ていたが今は睡魔と戦っている。
Aの頭が前後左右しては「ハっ!」として目を覚ますが、睡魔の方が強くすぐに頭がふらふらと揺れている。

「坊主」
ハク「なんだ?」
「そろそろ帰った方が良いぞ。」

店のおやじに帰れと言われへこんだハクを苦笑しつつ

「お嬢ちゃんの方が限界だぞ」
ハク「?っ!A。」

店のおやじに言われ漸くAが半分寝はじめて居るのに気がついた。
ハクはAを背負い饅頭を買いに菓子屋に向かった。

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天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです!気に入りました!更新待ってます! (2017年7月5日 8時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
アケハ - とても面白かったです!!更新頑張って下さい(^_^*) あと....前作はもう書かれないのですか....?両方とも楽しみにしてます!!スミマセン!! (2016年9月10日 19時) (レス) id: dc85f87ac0 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - とっても面白くて何回も読んでます( ´ ▽ ` )ノ (2016年8月6日 8時) (レス) id: 5b4486ab9f (このIDを非表示/違反報告)
オレオ(プロフ) - とってもきゅんきゅんきます!!ハクチョーかっこいいしサクも最高です!!更新頑張ってください!! (2016年6月3日 21時) (レス) id: ac1e963e8d (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - とても面白かったです!頑張って下さい (2016年5月10日 11時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meeegu | 作成日時:2015年7月6日 15時

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