恋の方程式、目黒くん解ける？ (ページ12)

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方程式 12 ページ12

翔太side

目黒に忠告して、廊下を歩いてる時にAに思わず聞いた。

" なんで断らないの？"

そしたらAは、放っておけない存在だ。って言った。

しかもその時のAの目は、好きな人を想う目をしてた。

そして一昨日のことだった。

この時俺は、なんで図書委員になっちゃったんだろうって初めて後悔した。

本の整理をしてると、ふと勉強ルームが目に入った。誰がいんのかなぁと好奇心でチラ見してると、

校内で1人しかいないテクノカットの男を見つけた。

まさかとは思い、隣の女子を見てみると見間違えるはずがないAがいた。

俺はその場から動けず、2人の様子を見てた。

Aが目黒の方に寄ってた。少し時間が経つと離れようとするA。

けど目黒によって阻まれて。

目黒がAの腕を掴むと、2人の顔の距離が近くなった。

俺はそれ以上見たくなくて、図書室から出たんだ。

宮舘「もう一度聞くけど、翔太はどうしたいの？」

翔太「Aは多分、目黒のことが好きだ。

俺の事なんてただの幼馴染み程度にしか思ってない。

けど、1度好きになったからにはケジメ付けないとだよな……。」

宮舘「そう言うと思った。じゃあ、今の想いを全部ぶつけるってことでいいんだね？」

翔太「そうするわ。涼太に泣きつくかもしれないから準備しといてね」

宮舘「はいはい笑」

翔太「あー、俺だったらいくらでも幸せにしてやれるのになぁ」

振られる覚悟で心の準備をしてると、Aが3人分の飲み物を持って入ってきた。

『はいお待たせ～』

翔太「お、サンキュー」

宮舘「ありがとね」

いつ想いを言うかは後にして、今この時間を精一杯楽しもう。