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・向井目線
抜け出した俺たちやったんやけど
さすがに高校生2人がお店に入れる時間帯やなかったし、お互いに手持ちがジュース代くらいしかなかったため
「んま」
『沖縄の味やな〜』
コンビニのカップアイスを公園のベンチで食べとる
俺は紅芋、めめはシークヮサー
やっすいヤツなんやけど、めめと食べたら格別やな
「やっと2人きりになれたね」
『諦めかけてたわ』
「俺も」
『んっ』
ぷはっと笑い合って顔を見れば、引き寄せられるように自然とキスをする
離れて唇を舐めれば、甘酸っぱいめめの味
「康二、甘いね」
『紅芋の味やろ』
再びアイスを頬張ろうとしたら
『め、めめ？』
カップと俺の手はベンチに押さえ込まれた
そして、やけに色っぽい雰囲気のめめが近づいてきて
「違うよ、康二が甘いの」
『んぅ、』
ちゅ、ちゅ、と唇が吸われる
まるで鳥みたいに俺を啄んで、味わうように
それが少しもどかしくて
俺はそっと口を開けた
その意味をめめは受け取ってくれて、喉を鳴らしながら息を呑むと
アイスで冷たくなった舌が侵入してきた
「ん、っん」
『んぁ…ふっ、う』
めめからのキスの勢いに俺が押され気味になり、少しだけ後退ると
ゴトッ、と地面にカップが落ちた
既にアイスの中身は俺の手の熱で溶けていて、紫色が土へと吸い込まれていく
『め、めっ…あぃ、すっ』
「っうん、俺のあげるから…もうちょい食べたい」
『ふぁ、っんん』
俺の手元に、めめのアイスが置かれる
しかし
「こうじっ、」
『、ぁ…れ、くっんん』
俺たちはキスに夢中になってもうて
気づいた時には、アイスはドロドロに溶けていた
“ キスはアイスよりも甘い ”
これが修学旅行で学んだ最重要事項、やな
『もぅ、やりすぎやって…』
「康二もノリノリだったくせに」
『蓮くんなんて、嫌いや…』
「俺は大好きだけどね」
ついでに、“ 目黒蓮には敵わへん ”ってのも付け足しといてくれ
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スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。このお話に相応しい終わり方をしたくて書かせていただきました！そして２つの番外編は、作者も絶対に入れたくて温め続けたお話なので、喜んでいただき嬉しいです！こちらこそ、ここまでのご愛読、本当にありがとうございました！ (2021年5月2日 18時) (
レス) id: 65f279b192 (このIDを非表示/違反報告)
スー - 最後の最後に目黒さんによるステキな伝言……ほっぺがゆるゆるになりました。番外編のお泊りのやつも、ずっとニヤニヤしっぱなしで…ここまで素敵なお話をありがとうございました！ (2021年5月1日 23時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - LEGOさん» コメントありがとうございます。本編も番外編も閲覧していただき、本当にありがとうございました！私も書いていて楽しくて、めめこじ好きの読者様と共有出来ることがとても幸せです！今後も、みなさんに満足きていただけるめめこじを届けるために精進いたします！ (2021年5月1日 22時) (レス) id: 65f279b192 (このIDを非表示/違反報告)
LEGO(プロフ) - 本編の完結おめでとうございます。そして甘々番外編、ありがとうございます！スメシさんのお話はめめこじ好きの痒いとこに手が届いてる感じがしてとても好みなんです…。こういうめめこじ読みたかった！ってなります笑これからも素敵なめめこじをお待ちしております。 (2021年5月1日 17時) (レス) id: 6ee798ce16 (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - ぐりーんかれーさん» コメントありがとうございます。そんな…勿体ないお言葉です！ただのめめこじ担のただの妄想でしたが、ご満足いただけて嬉しいです！これからも、めめこじ（と私？）をよろしくお願いします！笑 (2021年5月1日 9時) (レス) id: 65f279b192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年4月21日 21時
