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37.わたしの幸せな結婚
阿部「めめの見てどう思った？」
「…尊敬しました。」
ヤキモチは妬いてない。
これが仕事だし、あまりにも映像も出てる人たちも綺麗すぎて。
「あんなに、皆さんが綺麗に演じてるの見て、私も頑張らなきゃって奮い立たされました。」
佐久間「嫉妬とかない？」
「強いて言うなら…」
阿部「強いて言うなら？」
「お兄の才能に嫉妬しちゃいました。」
佐久間「なんかAちゃんらしいな〜(笑)」
「ふふ、あまり期待に添えずの回答で申し訳ないです。」
そんなことないよ。と言ってくれる2人。
佐久間「めめさ、あの時撮影のタイトスケジュールだし、今でもキツそうなの。」
「え？」
佐久間「絶対きついはずなんだけど、Aちゃんが頑張ってるからって。」
阿部「Aちゃんの為なら、どこでも駆けつけると思うんだ。あの日から。」
阿部さんの言う、あの日とは、家で疲れてるのに気付かず、倒れた時だ。
お兄はその時、月の満ち欠けが終わった後、わたしの幸せな結婚の撮影だった。
お兄は凄く後悔していた。
気付いたのは、たまたまゆうが、家に寄ってくれたから。
「お兄のその時の顔よく覚えてます。」
阿部「Aちゃん、めめの事好きなら身を引いて欲しいんだ。」
「え、？」
佐久間「めめもAちゃんもこれからだし、お願いします。」
＿
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作者名：ゆうあ
| 作成日時：2023年2月1日 20時
