目黒の妹が可愛すぎる件について。〈黒〉 (ページ4)

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04. ページ4

04.episode

「お兄ちゃん、」

『お兄ちゃん、学校だからね？』

5歳差の俺とAは、毎日家で俺を待ってる。

そして、家に帰ると。

「お兄ちゃん！」

目黒「Aただいま！遊ぶか〜」

「サッカーまで時間ある？」

目黒「ん、ちょっとだけね？A何する？」

そう言うと、お絵描きする！と言って、塗り絵出してきたり。

Aが小学生の中学年の頃、お菓子作りに目覚めた。

俺は、当時高校生だった。

バレンタインの頃、家に帰る時、いつも手にバレンタインのチョコを抱えていた。

『あら、A…って、どっか行っちゃったわ。』

目黒「あれ、ゆう何食ってんの？」

『あー、Aが作ったバレンタインよ。』

目黒「え、俺貰ってねえー。」

ゆう「Aちゃん、何かプリプリ怒って、部屋籠ってるよー。」

『ほんとに、あの子は…(笑)』

俺が行っても、ゆううるさいしか言わねえの。と、ゆうからの情報を得て、Aの部屋へ。

目黒「A？」

「お兄うるさい。」

何回かそのやり取りが続いて、一旦部屋に戻る。

部屋の机に可愛らしくラッピングされたもの。

目黒「…ふ、(笑)」

メッセージカード見ると、〝お兄、いつもありがとう。大好き。〟と書かれていた。

目黒「ほお、(笑)」

顔のニヤケを抑えて、再びAの部屋に向かった。

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