高校生の男の子 アイドルのマネージャーになったそうですよ 【男主】

友達 ページ13

天「でも家の事情でさ、離れ離れになったの

　 陸は僕のこと、家と家族を捨てたって思ってるかもね」



「……」




その話、陸から詳しく聞いたことある





「でもさ、その行動は愛があるからできたんでしょ
　陸から聞いたことあるよ

　小さいときにそこまで頭が回転するって、すごいことじゃん



　安心しなよ、陸はあんたのこと大好きだよ」




天「……そっか」







さっきまで悲しそうな顔だったくせに





今は幸せそうな顔








あ、そうだ








「ねぇ、あんたの電話番号削除してもいいの??」←



天「登録しときなよ、あとそれ本人に聞かないで」





え、空気よめない??




シリアス嫌いだし((






仕方なくこいつの電話番号とラビチャを登録した





“九条天”






「…じゃあこれからは、天だな」



天「だから、上下関係が…」



「友達に上下関係はいらないの」






俺の電話帳に登録されるやつはみんな、俺の友達





「ほら、帰ろう」




まだ座ったままの天に手を差し出す





その手を黙って見つめる天





天「君って、名前のとおり馬鹿だね」



「え、名前と一切被ってないよね」






そういい天は俺の手を握って立ち上がった





「…あれ、手離さないの」


天「このまま行こうか」


「え、壮五さんに勘違いされる
　だから離そう」


天「さ、行こうか」



「あああぁぁぁ!!!」









そのまま引っ張られる(人１)であった









おまけ




楽「おい天、なに携帯みつめてんだよ」



天「…なんにもないよ」



龍「そろそろ収録だから行こうか」









天の電話帳には、“東雲 (人１)”の登録





龍曰く、









「天は友達以外フルネームで登録しないんだ
　しているのは、俺と楽だけだよ」

番外編　陸と天の誕生際→←二人の会話

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