白虎、カラスを嫌う 【男主】

白虎１０ ページ10

菅原ＳＩＤＥ






彼方の言った“君みたいになりたかったよ”が、とても悲しく聞こえた







なぁ彼方、過去になにがあったんだよ









彼方は、静かに体育館を去った




その背中は、俺には“助けて””寂しい”そう訴えてるように見えた








澤「鳥養さん、彼方は…」



鳥「…あぁ、消えた白虎だ


　 過去にきっと、い じめをうけていたんだろうな」




「「「「「い、い じめ!?!?」」」」」




あの、彼方が…??



菅「でも、なんで…」




鳥「詳しくは分からない、ただ…さっき日向にもしも裏切られたらって聞いただろ??


　 あれはきっと、昔の自分の立場だろうな
　 仲間に裏切られたんだろう」






だから、か



だから、友達を誰一人作らないで、一人でいたんだ




影「でもなんでバレーを嫌ったりするんですか」


鳥「これも分からないが、バレーボールでぶつけられたりしたんだろうな
　 で、頭の中でバレーボールは人を傷付けるスポーツ、そう解釈した


　 人間は繊細だ、ちょっとした事が、人間のトラウマになる


　 彼方の場合は、ボールでぶつけられたりして、バレーを嫌いになったんだろ


　 全部俺の推測だけど」






旭「…俺達がしたことは、彼方の過去を思い出させただけ??」



澤「…だとしたら、最低な事したかもな」









彼方…俺、お前の友達になりたいよ




だって、いつも一人とか寂しいだろ??



本当は、バレーしてみたいんだろ??







次彼方に会ったら、今の彼方のバレーに対する気持ちが聞きたい





お前を、トラウマから救いたい








菅「…彼方を、救おう、みんなで」







澤「もちろん、そのつもりだ」





日「俺達も協力します!!」




田「俺等もです!!」








彼方、烏野排球部は、暖かい場所だから





そんな暗い場所に、きれいな白虎がいちゃダメだ









.









．









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集団の烏が、一匹の白虎を救う









．









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意味不〜＾＾((

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