死神の力? ページ3
「えっと...死神の力ってなんですか...?」
翔太が目を丸くして女性に問うとすぐに女性は答えた
「あぁ、急に言われても分からないわよね...才能みたいなもんよ。アンタは選ばれてるの、だから手紙を送ったの」
「へ、へぇ...」
女性は紅茶を1口飲み話を続ける
「本当は迎えに行くつもりだったんだけどねぇ....生憎外に出れなくなっちまったから」
「どうして外に出れないんですか?」
「魔女狩りみたいなモンが流行っててねぇ、アタシもよく狙われるのよ。まっ、傷を付けられた奴なんていないけど」
翔太と女性がそんな話をしている時、今まで黙っていた獬翔はふと噂を思い出し問う
「あのすいません、此処はどういう場所なんですか?」
「ん?仕事の事かい?噂の通りだよ。アタシ達は悪しき者になった魂を浄化し冥界に送る。其れが仕事」
翔太は今まで聞いて来た死神とは違っていて不思議に思う
「死神って...死期が近い人に付いてその魂を取っていくイメージなんですけど...違うんですね」
「其れはまた違う仕事だよ、うちの事務所に担当は居るけどね」
「ほへぇ...というか此処、どれくらい人が居るんですか?」
人の姿をあまり見ない。本当にこの事務所に他に居るのか疑問に思う程
「あぁ、今から呼んでやるから待ってな、雪華、彼奴ら呼んできてもらえる?」
さっきの緑眼の女の子が答えた「分かった、すぐ呼んでくるね」
あの子雪華って子なんだ...と思っていると奥の方から数人の人達が出てきた
「自己紹介しな、新入りになるかもしれない子達だよ」
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作者名:柊 雪乃 | 作成日時:2020年9月22日 13時