story 182 ページ48
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「はぁ！？ハンマーで殴ってんだから、ハンマー男でしょうが！」
「本当はハンマーじゃなかったって事？」
「あっ、だからね……？」
「何よ？」
どうやらコナン君の言いたい事は皆に伝わっていないようだ。
ここは私が答えを放してあげよう。
「私分かりました！コナン君が言いたい事！」
「レイラ先生、分かったんですか？」
「はい！ きっと彼は…」
毛利さんに恐らくコナン君の言いたいことを伝えようと、口を開こうとした時だ。
「喋るんならもっと大きな声…うがっ！？」
背後にいた鈴木さんが千鳥足でその場を歩き出したとではないか！
……あれ？この光景見覚えが……。
「園子？」
「ああ！その奇妙な踊りは！！」
「まさか……！」
あ、思い出したぞ！
数ヶ月前に幽霊騒動とか言われていた奴で見たのと同じだ！！
ゴンッ！と音を立てて鈴木さんはドアにぶつかって、そのまま座り込んだ。
「そう。踊り……コナン君の一言でピピーンッと分かったわ。アタシ達はまんまと踊らされたって事が＿＿＿ハンマー男っていう都市伝説にね！」
……と、かっこよく言っているが。
「大丈夫ですか！？すごい落としましたよ！？」
「あ、あぁ……お気になさらず……ホホホ〜」
そう言うのなら……と思い、鈴木さんから離れたときだ。
「！」
微かに聞こえた小さな呼吸音……これは、寝息？
そして＿＿＿
「よーく思い出して考えて見なさいよ。その三人がどういう順番で、何故部屋に入ったのかを」
マンションの扉の後ろに隠れるように立っているのは……コナン君？
「そのメモを置けるとしたら、最初に来た宅配便の人しかいない……というのは分かるわよね？」
彼に感づかれない程度に視線を泳がせ、周りにいる警察官に怪しまれないように影を薄める。
「……！」
なるほど。……推理クイーン園子の正体は＿＿＿
「でも、こう考えれば辻褄が合うんじゃない？メモを置いたのも伝票を隠滅したのも…部屋にいたハンマー男だったと仮定すればね！」
江戸川コナン。……君だったんだね、少年。
なーんで気がつかなかったんだろう。普段の成績は……まあ悪くはないけれど、推理できるほどではない気がする。
まぁ推理と成績は別物だって言われたらそこまでだけど。
「連絡されて本人かどうかすぐに確認されない為よ。……これから自分がすり替わろうとしている人物の確認をね！」
おや、私の予想が的中したね。
でも私の感だけでは証拠にはならない。……さ、その推理に至った根拠を聞かせて貰おうか。
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ココア - わかりました！気長に待ってます。今回も面白かったです (2021年4月14日 18時) (
レス) id: 465cc8c13a (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！一応不定期更新になっておりますので、気長に待って頂けると…！ (2021年4月10日 18時) (レス) id: a722acc2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白かったです。続きお願いします！ (2021年4月9日 17時) (レス) id: 9b166c347a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2020年10月16日 18時
