story 175 ページ41
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耳を澄ませて、何故か高木刑事と佐藤刑事の会話を盗み聞きしている私達。
……これ、勝手に内容聞くのはまずいのでは？知らないけど。
「あ、あの……ちょっと良く聞こえなかったんですけど……」
「……もう一度言うわ＿＿＿キスして、今すぐ！あっつい奴！」
わぁお。
思わず口笛を吹いてしまった私の口を、鈴木さんが慌てて塞いだ。
一応化粧してるし、容易に顔触らない方がいいと思うけど……。あまり気にしないのかな？
「ほら！グズグズしないで！」
わー高木刑事初々しいー。
なーんて思っていた時……鋭い視線を感じた。
視線を感じた方向に目だけ動かし見ると、そこには人影が。
あまり私の感覚を舐めないでくれるかな。……視線には敏感なんでね。
「張り込み……でしょ？」
「何邪魔してんのよ！良い所だったのに！！」
刑事さん達がキスしようとした瞬間、コナン君が何事もなかったかのように二人に疑問を投げかけた。
そして鈴木さんが何故か怒っていた。……あ、だから毛利さんが声を掛けようとした所を止めたのか。人の恋愛見るのが好きなんだなー、鈴木さん……。
「で、でも！佐藤刑事達、あのマンションを怖い顔で睨んでたし、よーく見たらマンションの三階の部屋のカーテンの隙間から人影が見えて……」
ほう。コナン君も気づいていたのか。
「そしたら佐藤刑事が急に高木刑事の首に手を掛けたから……。もしかしたら、二人で部屋を張り込んでいるのがバレないように、慌てて恋人のフリをしたんじゃないかなーって思ったんだけど……違うの？」
「そうよ！良く分かったわね！」
「そ、そうだったんですか……？」
「あら。何だと思ったの？」
「あ、いっ、いえ……」
刑事さんがこんな昼間からこんなことしてたら市民の信頼度だだ下がりだと思うけど。ま、“僕”の中ではいつでも降下中だけどね。
「やっぱりレイラ先生の言う通り、張り込み中だったんですね。ごめんなさい、コナン君が邪魔しちゃって……」
「いいのいいの！逆に助かったわ！」
「？ 助かった？」
「ええ。まさか、女子高生と小学生を連れて見張ってるなんて思わないでしょうから。……あのハンマー男もね」
おぉ、まさかさっきまで話していたハンマー男の件で張り込んでいたとは。
……ん？今さっき佐藤刑事教員って言ってなかったよね？
まさか生徒としてカウントされてる！？
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ココア - わかりました！気長に待ってます。今回も面白かったです (2021年4月14日 18時) (
レス) id: 465cc8c13a (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！一応不定期更新になっておりますので、気長に待って頂けると…！ (2021年4月10日 18時) (レス) id: a722acc2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白かったです。続きお願いします！ (2021年4月9日 17時) (レス) id: 9b166c347a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2020年10月16日 18時
