story 172 ページ38
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数日後
今日から帝丹高校はテスト期間に入るため、学校は午前中で終わる。
しかし教師である私は午前中に帰れない。
「いや〜！レイラ先生が来てから、生徒達の英語の成績が全体的に良くなってますよ」
「まあそんな！こうして成績に表れているのは、生徒達の努力の結果ですよ。私はその手助けをしただけに過ぎません」
「そういう謙虚な所、レイラ先生らしいですね」
すっかり教師として馴染んでしまったこの頃。
2年生の英語のテストの解答用紙に○×を付けていた時、教頭先生が私の元にやってきた。
「そんなレイラ先生に少しお話が」
「はい。何でしょう？」
「実はテスト明けにこのようなものがありまして……」
教頭先生から渡されたのは1枚の用紙。
そこには『研究授業』という内容が書かれていた。
「研究授業……ですか？」
「はい。外部の教師がうちの学校の授業を見て批評するものなんですが、今年は教師・生徒達から信頼が厚いレイラ先生にやって貰おうと思いまして」
これって……期待されているって事でいいのかな……？
「どのような内容にするのか、または何を準備すればいいのかは経験者の方が話してくれますので！」
「なるほど……」
まあ別に構わないけど……急にFBIの方から出てこいって言われない限り。
それにいくらプライベートで関わらないとはいえ、愛想良くしておくに超したことは無い。……あぁ、レイラとしてって意味ね。死神として会うわけないだろ。
「分かりました。その話、承ります」
「クラスはどこにするかレイラ先生にお任せしますので、決まったら報告をお願いします」
「はい」
研究授業…ねぇ。7年前までに通っていた…というより通うことになっていた学校ではなかったけど。
まあ、あそこはちょっと特殊だったし…本校舎の方ではあったかもしれない。興味なかったから知らないけど。
……この時は思いもしなかった。
まさか
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ココア - わかりました！気長に待ってます。今回も面白かったです (2021年4月14日 18時) (
レス) id: 465cc8c13a (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！一応不定期更新になっておりますので、気長に待って頂けると…！ (2021年4月10日 18時) (レス) id: a722acc2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白かったです。続きお願いします！ (2021年4月9日 17時) (レス) id: 9b166c347a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2020年10月16日 18時
