story 158 ページ24
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「へぇ、その生徒の父親が管理人を務めるアパートに住む住人の中に怪しい人物がいる、と……」
「はい。それを今から突き止めに行くんです！」
同行する事を許可して貰い、この子達が受けたという依頼の内容を聞く。
彼らの所属するクラスの隣のクラスの生徒『杉浦開人』の父親が管理人を務めるアパートに住む住人の中に夜中怪しい事をしている人物がいるという。
その人を割り出して欲しい、というのがその生徒の依頼だ。
「詳しいことは今日確かめる為、聞いてないんですね」
「昼にみんなで行くって言ったからな！」
「なるほど。しかし、米花町二丁目二十三番地ですか……」
「『木馬荘』っていうアパートだよ。知ってるの？」
「いえ、聞き覚えがあって。確か、朝のテレビで聞いたような気が……」
テレビは流していただけなので画面は見ていないし、基本どうでも良いことは聞き流すようにしているため、はっきりとは覚えていない。
なんだったかな〜、と思いながらその住所の場所へと探偵団と向かっていた。
「！……焦げた臭い……？」
臭った何かに反応する。
この近くだ、何かが燃えている？いや、どこを見たって視界に炎は見えない。
ならば既に焼けてしまっている……？
「二丁目二十三番地、は……ここですね！って……」
子供達はこの住所の場所である木馬荘を…木馬荘
灰原さんによると夜中にサイレンの音がなっていたようで、火事だったのは間違いなさそうだ。
サイレンの音が聞こえていた、と言う事は彼女が住んでいる場所はここの近くなのか。
「あの子は！？開人君はどうなっちゃったの！？」
涙目の吉田さんには悪いが、逃げ遅れていたのなら……
「いや、その開人っていう坊やは無事だ。少々火傷を負ってはいるが……消防隊員に助け出されて、病院で寝てるよ」
「ほんとですか！？」
「良かった……！」
横から聞こえた声。
隣を見るとそこにはスーツを着た男性がいた。
コナン君が「弓長警部！」と呼んでいたので、彼は警察関係の人間なのだろう。
彼の発言のお陰で、暗くなっていた子供達の表情が明るくなった。
火事で亡くなった人はいないようだが、開人という生徒の父親……このアパートの管理人が大火傷を負っているようで、現在集中治療室にいるようだ。
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ココア - わかりました！気長に待ってます。今回も面白かったです (2021年4月14日 18時) (
レス) id: 465cc8c13a (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - ココアさん» コメントありがとうございます！一応不定期更新になっておりますので、気長に待って頂けると…！ (2021年4月10日 18時) (レス) id: a722acc2d1 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 面白かったです。続きお願いします！ (2021年4月9日 17時) (レス) id: 9b166c347a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2020年10月16日 18時
