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お互い譲らない試合が続く。
両チーム体力は限界……いや限界を超えている。
それでも諦めないのはすぐ目の前に勝利があるから。
「！」
リトルギガントの選手と吹雪さんのボールがぶつかり合う。
そしてフィールドの外へと転がっていく……と思った時、誰かがそのボールを拾った。
それはフィールドの中では目立つユニフォーム……イナズマジャパンのGK円堂さんだった。
なんとこの土壇場で前に出てきたのだ。
「ははっ、相変わらず予想外の行動をするよ……！」
普通GKなら大人しくゴールを守ってるものじゃないのかい？……いや、それが通用しないのがあの人だった。
ボールをキープする円堂さんに続くようにイナズマジャパン全員が後ろを走って行く。
「円堂！」
「円堂君！」
「円堂さん！」
「キャプテン！」
全員が円堂さんの名前を呼ぶ。
僕もその中の一人で。
「「「“ジェットストリーム”！！！」」」
円堂さん、豪炎寺さん、虎丸の三人で放たれた連携必殺シュート“ジェットストリーム”がリトルギガントのゴールへと…ロココへと向かって行く。
＿＿＿あのシュートはイナズマジャパンのイナズマジャパンを応援する人達全員の力が入ったシュートだ。
「止める！勝つのは……僕達リトルギガントだ！！“タマシイ・ザ・ハンド G2”！！！」
“タマシイ・ザ・ハンド”が“ジェットストリーム”を止める。……いや、止めたように見えただけだ。
「っ！？勢いが……ッ！」
息を吹き返すようにボールの勢いが増す。
誰もがその光景に釘付けになった。……だってあの様子じゃ押されているのは＿＿＿
「止める……ッ、このボールだけは止めるんだ……！！！」
響くホイッスルの音。
長いぶつかり合いの中、制したのは＿＿＿
「……」
静まり返る会場。
それはベンチもフィールドの中も同じで。
自然と視線はスコアを映し出すモニターに向いて。
「……っ、やったああああああ！！！」
円堂さんの喜びの声と共に会場に声援がわき上がる。
その光景に自然と笑みが零れた。
「やった！やったわA！！！」
「ああっ！本当にやりやがった！！」
まさか、あの時出会った弱小サッカー部が世界一になるなんてさ。
……知ってるか、円堂さんと初めて会った
君が出会った円堂守という男は弱かったサッカー部をあっという間に強くして、世界一にする男だよ。
だから僕も惹かれて戻れたんだ……サッカーの世界に。
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恵野(プロフ) - 美玲さん» コメントありがとうございます！ フィディオとの話ですが、実はイナゴ編を執筆できていたら触れたかったんです…ですが、私が中々時間が取れないためお蔵入りになっている状態です。申し訳ございません… (2023年4月4日 1時) (
レス) id: 1cee414f28 (このIDを非表示/違反報告)
美玲 - 最後まで最高でした！フィディオ君とどうなったのか気になる.....f(^^; (2023年4月3日 16時) (レス) @page37 id: da832e3cca (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 玉ねぎさん» 玉ねぎ様、貴重な時間を割いていただきありがとうございます…！ 最高と言って頂けて嬉しいです泣 (2022年9月22日 18時) (レス) @page4 id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ - 最高でした‼薦めてくださりありがとうございました‼ (2022年9月21日 23時) (レス) @page41 id: 76ae9f90b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2020年11月24日 16時
