【ハイキュー】元引きこもりの私が恋した貴方【宮侑】 (ページ40)

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『ただいま』

北「おかえり、えらい遅かったな」

『…寄り道しとった』

北「…侑から連絡来たで、LIMEの既読がつかんって」

『そっか、私今から勉強するから、ご飯になったら呼んで』

北「…おん、侑に連絡せえよ？」

『おん』

部屋に入ってベッドにダイブする。
枕に顔を埋めてはぁ、とため息を吐く

ポケットからスマホを取り出してLIMEを開く

お兄ちゃんの言った通り侑さんから何件か連絡が来ていて、電話も来ていた

申し訳ないなぁと思いつつ

Aすみません、今見ました

とLIMEを送る

侑俺が話したかっただけやから大丈夫やで

その文面を見ただけなのに、脳裏に侑さんの笑顔が浮かぶ

思い返すと私は何回侑さんに救われただろうか。
そんなの数え切れないくらいある。だから私の気持ちはこんなに膨らんでいる。

理《Aは、しっかり思い伝えるんやで、結果は一番に俺に伝えてな？》

理石くんの言葉を思い出し、［好きです］と打っては消した。
私がこのことを伝えたら、きっと侑さんを困らせてしまうだろう

A侑さんは、好きな子とかおるんですか?

送ってすぐに顔がボッと熱くなり、また枕に顔を埋めた。スマホをギュッと握り、返信が来るのを待つ

少ししてスマホが震えて、すぐにスマホに目を向ける

侑おるよ

そのたった一言に息が詰まりそうだった。