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理「すまんすまん!待たせた!」
『大丈夫だよ、理石くんも部活お疲れ様』
理「おおきに」
『ところで、何で今日は一緒に帰ろうなんて言ったん?』
歩き出してすぐ、ずっと気になっていたことを理石くんに尋ねる
理「せや、Aに相談したいことがあってん」
『?、うんいいよ、聞くよ』
理「俺な、好きっていうか…気になる子がおんねん」
『うん』
理石くんにも好きな子いるんだ…。
理「その子同じクラスやねんけど、仲良い男子がおるみたいやねん」
『、うん』
それは、結構辛いかもしれんね、私も似た立場だし…
理「俺、その男子に勝てる気せえへんねん、それに、多分、その男子は俺の好きな子のこと好きやねん、どうしたらいいと思う?」
『わ、私は恋愛とか、あんましたことないから、わからへんけど…。まだ、ハードル高いかもやけど、理石くんの思いをその子に伝えれば、きっと振り向いてくれるよ!』
普段全くと言っていいほど喋らない私が、こんなに力説しているのを見て、理石くんも驚いているようだった。
理「おん、ありがとう、じゃあ、伝えてみるな」
そう言って私の手を取る理石くん
『…?、おん』
.
理「ずっと好きやった」
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時