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北「A、飯…」
『んっ、ふふ、ふははは!!…あ!お兄ちゃん!?』
ベッドに寝転がって爆笑していて、ふと部屋の入り口を見ると、目を丸くさせたお兄ちゃんがいた
侑《えっ、北さん!?》
北「の、ノックしてから入ればよかったな…すまん」
『ううん!ご、ご飯…かな!?じゃあ、侑さん、治さん、切りますね。楽しいお話ありがとうございました!』
侑《おん!何かあったらすぐに俺に言うてな!また電話しよな!!》
それを聞き、「切りますね」と言って電話を切った。
北「えらい楽しそうやったな、あんな笑てるの久しぶりに見たわ」
『うん、面白い話してくれて、主にバレー部の話やけど、お兄ちゃんの話もしてくれたで』
北「ほうか、頼れる人ができて良かったなぁ」
そう言って優しく頭を撫でられた
『うん!』
笑顔で言うと、お兄ちゃんも笑ってくれた。
最近は笑うことを忘れていた気がする。
それを呼び戻してくれた侑さんと治さんには、すごく感謝している。
気持ちも軽くなったし、次電話したら、私の話もしよう、そう思ってダイニングルームに入ると、美味しそうな料理が並べられていた。
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時