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治「せや、今日北さんのお見舞い行こうや」
角「え」
侑「ええやん!行こうやー!」
『えっ?でも、部活…』
角「今日はオフ、だけど…」
そう言ってチラリと侑さんの方を見る
角「また怒られるかもよ?侑、前帰らされたじゃん」
風邪気味で、と付け加えて言うと、侑さんがハッとした表情を見せて、焦り気味にこう言った
侑「こ、今回は、北さんが風邪やから、体調管理できんやつは〜て、い、言うてやるわ」
銀「言えんの」
侑「言えん」
銀「…俺は用事があるので、パスで」
銀島さんが申し訳なさそうに言った
治「じゃ、俺とツムと角名で、あとAさん」
お見舞いに行くことが決まった
.
最後の授業が終わると、侑さんと治さんと角名さんは教室まで迎えに来た。
クラス皆の視線が集まるし、理石くんも驚いていた。
注目されるのは苦手で、逃げるように教室を出た。
治「やっぱプリン買ってこうや」
角「風邪引いてんだよ?食べれないでしょ」
侑「せや!お前の食いたいもん買いに来とるんちゃうで!」
『さっきプリンいる?って聞いたら欲しいって言ってたので、カゴ入れて大丈夫ですよ』
角「ブフッ」
治「ほらぁぁぁ」
侑「う、うっさいわ!ドヤ顔すんな!」
角「治、3個入りじゃなくて、1個で十分じゃない?」
治「う」
侑「3個入りて…お前も食おうとしたん?」
そんな笑いを堪えながら言う侑さんの首にチョップが降った。
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時