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目を開けたら
もとい、白いタイルが敷き詰められている視界が広がった。
びーっしり。びっしりと。埋まっている。
何があったか、――
首を左右に動かしてみるとあることに気づく。
ふかふかのベッドに体が沈み込んでいたのだ。
清潔感が漂う洗剤の香りと、微かなる薬品の匂いも感じるベッドで、
は・・・？、え・・・？
「・・・・ここどこ、」
私、真蜂Aは、記憶喪失になった。―――て、そんな事は無い。
いやいや、覚えてますよ、覚えてるって。
ちょっと整理がつかなくて、ひどく混濁してるけどさあ、
私がおねむの間に、誰かが語り部やった気がするけどさあ、
「あー、そうだぜ。エクスクラメーションマークを多用しやがるおっさんだったよ。
全く、あれを起こすのにどんだけ時間掛かってんだと思ってんだが」
ふと、あの悪態が聞こえた。
気づくと、私のお腹の上で見下げている、アイツを―――。
「うわああああ！！いいいるるるるるううっ！！」
「うっせええ、居るのが悪いかよ！！」
ぺしいいん、！！
右頬にお見舞いされた。マジ痛い。
「あああああ、・・ネコさんん・・！！
っていやいやいや、これまだ夢っかな？え、でも痛い。めっちゃ痛い！！
私の、お腹の上で悪態吐き続けるぬいぐるみがあああ、！！」
「会った時の揚げ足取りとは、どこ行ったんだよ。」
・・・。
気が動転していたんだよ。
やめてくれ。言うな。
その時は、いろいろあったじゃないか。――――
そして、今の私の荒ぶりも追及するな。
と、狼狽えているところに、
しゃっ、と視界の端になにかが動いた。
あたふたしていて気づかなかったが、壁と思っていたのはカーテンであった。
「おやおや、騒がしいかと思ったら元気いっぱいじゃないか」
光を一気に浴びせられ眩しい。
逆光していて、その小さな影の顔がよく見えない。
しかし、そのハツラツとした老いた女性の声に、敵意は感じられなかった。
「ほらほらペッツだよ、ペッツ。お食べ」
「は、はあ」
そう言われるがままに、反射的に手を出してしまうと、
ヒーロー？デザインの棒から薬みたいなのが出てきた。
え？どういうこと。誰このおばあちゃん。てか、この錠剤みたいなの何？
あれ！ネコさんにもあげてる、てか普通にボリボリ食ってんだけど！！
え、え、何で当たり前のように接しているの？
と、ガチャリ、ドアが開く音がした。――――。
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あすか - 1つの場面が長すぎて面白そうな内容なのに読む気が失せてきます。頑張って (2020年4月17日 2時) (
レス) id: bf8ad30298 (このIDを非表示/違反報告)
うゐっち - りょうさん» 誤字指摘ありがとうございます。毎回すみません( ；´Д｀) (2017年8月15日 12時) (レス) id: c9f5c62ec3 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - すいません、3話のなりふり構いませんが、名に振り構いませんなってます。突然すいません。お話面白かったです！ (2017年8月12日 16時) (レス) id: 6d9b7e2028 (このIDを非表示/違反報告)
うゐっち - 蕾姫さん» はいそうです。これのモデルに少しなっています。不快でしたらすみません(;´∀｀) (2017年8月11日 11時) (レス) id: c9f5c62ec3 (このIDを非表示/違反報告)
蕾姫(プロフ) - なんか、まどマギっぽいですね。私の勘違いだったらすみません(笑) (2017年8月10日 2時) (レス) id: 8ba50c6137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うゐっち | 作成日時：2017年4月10日 17時
