私は歌い手シェアハウスの飼い猫です３ (ページ8)

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恐怖が恐怖に変わっていく。さかた「そのまんまやん」ページ8

うらside

目が見えて1週間ぐらいたったかな？

目が見えていたときよりも

ずっと、避けられている。

今日も・・・

うら「A、ご飯だよ。」

A「うにゃぁぁぁぁ！！！

ふぅぅぅぅぅ！！！」

うら「！！！

雪奈、なんていってる？」

「近づくな。と。」

うら「そっか。」

つらい。

Aが大好きなのに、

近づきたいのに、

触りたいのに、

Aにそんなこと言われちゃなんにも出来ない。

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坂田side

うらさんは一番Aに接してる。

僕らも接そうとするんだが

一番は作者と記憶を取り戻す研究。

いや、作者のやる気入れ。

この小説を作っているのは作者だから

すぐにAの記憶を思い出すための内容を作らせようとしている。

だけど、うらさんは違った。

うらさんだけ記憶を戻らなくていい。

Aが楽しく、幸せで入れればいいという考えやった。

いつもAに避けられてるのに

諦めずに接してる。

こりないねぇ～。

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作者side

私はなかなか記憶が思い出す内容を書かない。

うらさんが頑張ってるのに、

ある日、「思い出した～！！」ってENDだけは避けたいから。

うらさんの頑張りを踏みにじってしまうから。

うらさんはつらいけど、

さっぱりとしたENDの方が

うらさんはもっとつらいと思う。

だから、絶対、

話は書かない。

あ、書くけど

もうちょっと話が進んでたらな？

それまで面白く続けるよ。

うらさん頑張って！！

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うらside

A「にゃぁあっぁぁぁあ！！！！」

「離れてと。」

うら「・・・そっか。」

つらい。

なんで近づいちゃいけないの？

大好きなのに・・・！！！

A「ふしゃぁぁぁぁぁぁ！！！」

「いやだ！！いやだ！！こないで！！と。」

うら「・・・・・」

近づきたい。

触りたい。

つらい。つらい。

もう、こんな思いしたくない。

あ！！いいこと思いついた・・・。

Aも、他の猫たちもシェアハウスの人たちも忘ればいいんだ・・・