42.メガネ ページ43
「何故逃げる!?」
「追いかけられてるから?」
こんにちは。
今日は先輩いません。
私たちは今休憩中です。
祐翔くんはいつもメガネをかけていて
はずしたところをじっくり見たことがない。
と思ったので
祐翔くんのメガネをとろうと頑張っています。
そろそろ疲れてきた。
私は体力がない。
こうなったら
「捕まえたあああ!!」
とりあえず抱きつく。お腹あたりに。
「どうした?」
「祐翔くん身長伸びた…?」
「わからん。」
なんとなく前より高くなった気がする。
「めがねええええええ!!!」
「おっと」
と言った祐翔くんは私の両腕を片手でつかんだ。
手が大きい。しかも力が強い。
「もう無理だ…疲れた…」
座りたい。
祐翔くんもひっぱろうか。
「座る…!」
「諦めた?」
祐翔くんが座った瞬間を狙ってメガネを奪いとった。
そして自分にかけた。
「度強い…!」
一瞬クラっとした
「せっかくメガネ奪えたのに?見ない?」
「あっ!見る!」
見たはいいが顔がどんどん熱くなる。
「う…あ…えっと…」
「珍しい〜A顔赤い〜」
その状態で爽やかスマイルはやめてほしい。
「メガネ返します…」
目をそらしながら言う。
「うん。」
メガネをかけながら祐翔くんが立つ。
「祐翔くんがさらに高く見える…」
「伸びたかな?そういえばズボンの丈が短くなったような」
「身長差が結構ある…」
と言いながら私も立つ。
「女子は自分より小さい方がいい。」
「祐翔くんより高い女子同じ学年にいるかな…」
「いないと思う。俺より高い男子も少ない。」
背の順とかで1番後ろになる人だと思う。
「祐翔くんって足長いよなぁ」
すらっとしていて羨ましい。
「Aも短くはないと思う。」
「祐翔くん何頭身かな…7か8かな…わからない。」
バスの天井とかで頭打ちそう。
痛そう。
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作者名:もにょもにょ | 作成日時:2016年8月2日 20時