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37.搬出 ページ38
エレベーターの中で
静かだな
とか
やっぱり祐翔くん入ってほしかったな
とか
いろいろ考えていたら1階についた。
｢こっち｣
｢あ…ありがとう…｣
そろそろ息が切れてきた。
｢大丈夫？｣
｢手が痛い…です…｣
｢変わる。かして。｣
｢ありがとう…！｣
祐翔くんは軽々とコントラバスを持ち上げ
トラックに向かう。
｢祐翔くんありがとう！助かりました…！｣
｢祐翔くん！楽器どうぞ〜｣
｢ありがとうございます。｣
祐翔くん…なんて言うんだろう。
｢輝いてた…？｣
｢どうした？｣
｢いや…なにも｣
そのとき先生が
｢トラック来たので楽器置いて荷物出してください！｣
と言ったので荷物をとりにいく。
荷物を全て出して楽器を持つ。
｢コントラバスから入れてください〜｣
と言われたので楽器をトラックへ
運転手さんに楽器を渡して少し不安になりながら荷物をとりにいく。
｢全員いれた？じゃあお昼食べに行こう〜｣
お昼ごはんはお弁当らしい。
結構遅いお昼ごはんですが。
｢お昼ー！｣
先輩が叫ぶ。
うちの学校だけみたいだ。
｢じゃあ、食べましょうか。
30分までですけど。はい、いただきます｣
｢いただきます…｣
箱を開けると思っていたより量が多い。
時間内に食べるのはちょっと無理かな…
と思いながら食べ始める。
｢おいしい…｣
10分ぐらいに祐翔くんが食べ終わったが
私は予想通り食べきれなかった。
全部食べたかった…
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作者名：もにょもにょ | 作成日時：2016年8月2日 20時
