15.片付け ページ16
2日目は教室を使わないので1日目に片付ける。
現在14時15分。
あと45分で集合時間だ。
｢とりあえず写真はLIMEのグループで送るとして…みんな団Tか制服に着替えてー｣
私は制服に着替える。
制服で演奏するからである。
｢みんな看板とかいる？
衣装は無理やけど今日使った飾りとか持って帰る人いる？｣
｢いらん｣
｢じゃあもう捨てよか｣
作るのは時間がかかっても捨てるのは一瞬か…
テーブルクロスをどんどん集めながらそう思った。
15分前には教室を出たい。
｢テーブルクロスどうする？｣
｢武道場の横の駐車場に多分車来てるから衣装持ってる人と一緒に持って行って｣
｢了解｣
5人ぐらいで下に降りる。
テーブルクロスちょっと重いな…多いし
まぁコントラバスに比べればこれぐらい…
｢あれかな？｣
｢そやな｣
テーブルクロスを渡して時計を見る。
35分。
｢ごめん！先上がる！｣
｢ん…？了解？｣
階段を駆け上がると息が上がる。
すみません、と言いながら
段ボールなどを飛びこえる。
教室に入ると祐翔くんが話しかけてくる。
｢あ、戻ってきた。そろそろ行く？｣
｢そろそろ…行こう…｣
息が…体力が…
｢もう全部リュックに入れた？｣
｢さっき…全部入れた…｣
｢じゃあ行こか。
俺ら部活あるから行ってくるー！
あとよろしくなー！｣
祐翔くんが大声で言った。
言い終わると同時に歩き出す。
｢制服歩きやすいなー｣
｢浴衣歩きにくいよな…｣
｢たまに着るぐらいでいいわ｣
｢そやなぁ｣
腕時計を見ると40分。
｢今40分。｣
｢ちょっとはやかったかな｣
｢まぁ大丈夫じゃないかな…｣
5分ぐらいで音楽室に到着する。
悪くないけど良くもない。
｢音楽室開いてるかなー｣
｢先生来てなくても結構開いてるから多分大丈夫｣
しばらく話しながら歩いていると音楽室に着いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もにょもにょ | 作成日時：2016年8月2日 20時
