八十四話 ページ38
雀の鳴き声がして目を覚ますと日が昇っていた。
夜飯を食べずに朝まで寝てしまうとは
貴「まぁ、身体も軽いしいいか…お腹減ったぁ」
布団から出ようとすると何かに腕を掴まれる。そのまま布団に引きずり込まれると、見覚えのある顔。
貴「時透さん、なんでここにっ?!!」
時「昨日約束したから来たのに、君は寝てるし起こしても起きないから一緒にいた」
貴「約束…なる程、子守唄の事ですかね?」
時「そうだよ、ほら早く唄って」
強請る姿はまるで子どものようだ、寝かしつける様に子守唄を唄ってやると心地がいいのか、時透は眠ってしまったようだ。
暫く様子を見て起きない事を確認すると、刀を取りに行くためそっと部屋を出る
Aの刀鍛冶は人見知りで、里の人達でさえ中々姿を見ないと言う。そんな彼に今日呼ばれたって事は、なにか大切な話があるのかもしれないと思い気を引き締めて扉を開けると、小柄な男が胡座をかいて座っていた。
折「良く来たな、俺がお前の刀鍛冶の『折鋼』だ。」
貴「鱗滝Aです。この度は刀を折ってしまい、誠に申し訳ありませんでした…」
折「刀とは折れるものだ。剣士が使い易く、そしてより硬く刀を打つように努力するのが刀鍛冶の仕事」
立ち上がり、新調された鞘と新しく打たれた刀を渡されると緊張した。
知らない人に見られながらの、刀を抜くのは初めてだ。
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いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年12月28日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうですね!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» 腐って、良いですよね…!勿論NLもGLも良いですけど、やっぱり、なんか…こう、最後に巡りつくのはこれ、みたいな感じです。ぎゆさんかっこかわいぃ…。(ぎゆさん受け…良きですね) (2019年10月4日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうなんですか!私も少し義勇さん受けは気になっているのでまた小説に反映できたらいいなと思っております。 (2019年10月4日 20時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» そうなのですか!自分も何でもどんとこーい!派ですね!ぎゆさん受けorぎゆさん総受けor愛されが大好きです!(←ぎゆさん右大好き人間だけど左でも全然へーきなやつ) (2019年10月4日 20時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮レンズ x他1人 | 作成日時:2019年9月15日 22時