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七十五話 ページ29

あの後炭治郎が大声を出してくれたお陰で何とか俺は治療をされる事ができた。
しのぶも涙目になりながら帰還を喜んでくれて、伊之助や善逸はもう元気になっていたようで飛び付いて喜んでくれた。


伊「俺はてっきりお前が死んだのかと…っ!!」

貴「凄い泣いてるな伊之助…」

伊「泣いてねぇっ!!」

善「本当良かったよぉぉっっ!」


Aの体が涙と鼻水まみれになってる所を見たアオイが二人を引き剥がすのに大変そうだった。
炭治郎にも会いに行ったが既に眠っていたようなので、起こさずに枕元で感謝を伝えてから自分の病室に戻った。


夜も更けて辺りが静まり返ると月明かりが遮られる。
匂いで来ることは分かっていたので優しく微笑みながら目を開けると、少しやつれた義勇が立っていた。


貴「兄上……いや、義勇。ただいま」

義「お前が…居なくなったと聞いたとき……俺は一度生きる事をやめようとした」


任務の後なのか土で汚れている羽織が自分を包み込む。優しい匂いと汗の匂いがとても落ち着く
頬に手を這わせれば深い蒼と目が合った


貴「俺なんかの為に命を懸けるな……でも、それ程までに想ってくれているとは…嬉しいよ」

義「A…」

貴「俺も男だ、こういうのは俺から言いたいと思っていた」


寝台の近くにある机の引き出しから小袋を取り出すと中から指輪を出す。


貴「左手を出してくれ義勇」

義「嫌だ、俺が言いたい」

貴「駄目だ。これは譲れない」


早く手を出せ、と右手を差し出して手が出るのを待つ。暫く押し問答が続いたが渋々といった感じで義勇が左手を差し出した

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設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 腐滅の刃   
作品ジャンル:アニメ
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いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年12月28日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうですね!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» 腐って、良いですよね…!勿論NLもGLも良いですけど、やっぱり、なんか…こう、最後に巡りつくのはこれ、みたいな感じです。ぎゆさんかっこかわいぃ…。(ぎゆさん受け…良きですね) (2019年10月4日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうなんですか!私も少し義勇さん受けは気になっているのでまた小説に反映できたらいいなと思っております。 (2019年10月4日 20時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» そうなのですか!自分も何でもどんとこーい!派ですね!ぎゆさん受けorぎゆさん総受けor愛されが大好きです!(←ぎゆさん右大好き人間だけど左でも全然へーきなやつ) (2019年10月4日 20時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨宮レンズ x他1人 | 作成日時:2019年9月15日 22時

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