七十三話 ページ27
準備が整うまでAは自分に与えられた家におり、そこには隆作を呼んだ。
貴「なぁ隆作…お願いがあるんだ」
隆「なんだ……」
貴「そこに置いてある本、いつかこの村に俺と同じような髪色をした男が来ると思う。剣士の子だ」
隆「お前も剣士なのか?」
貴「嗚呼、そうだ」
隆「あの時は少し思い出したって言ってたが、ホントは全部思い出してんだろお前」
貴「思い出してるよ…だから、今ならお前たちの役に立てる」
髪を結い直し、小袋をそっと握り混む。雨が弱まってきたみたいだ
貴「逝ってくるよ隆作、俺の名は君の苗字に使うといい…浜風隆作、君のくれた名は本当にいい名だ……俺の事を忘れないでくれ」
隆「っ…当たり前だ!!」
隆作と他の村人達と共に崖まで行くと手足を縛られる。
そして呼吸を使うために桶いっぱいの水を飲ませてもらい自ら飛び降りた。
貴「龍の呼吸……零の型 画竜点睛」
元々この呼吸に型など無かったのだ。ただ神に成りすまし力を振るうだけの呼吸。
こんなもので鬼舞辻を倒せる訳がない
呼吸を繰り返すと力が湧き、縛られていた縄も千切ってしまう。
海に落ちた瞬間にAは姿を変えた。
鼠色をした龍は天へと昇り海を宥め、空を晴らした。
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いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年12月28日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうですね!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» 腐って、良いですよね…!勿論NLもGLも良いですけど、やっぱり、なんか…こう、最後に巡りつくのはこれ、みたいな感じです。ぎゆさんかっこかわいぃ…。(ぎゆさん受け…良きですね) (2019年10月4日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
雨宮レンズ(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» そうなんですか!私も少し義勇さん受けは気になっているのでまた小説に反映できたらいいなと思っております。 (2019年10月4日 20時) (レス) id: 3d55df1d33 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 雨宮レンズさん» そうなのですか!自分も何でもどんとこーい!派ですね!ぎゆさん受けorぎゆさん総受けor愛されが大好きです!(←ぎゆさん右大好き人間だけど左でも全然へーきなやつ) (2019年10月4日 20時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮レンズ x他1人 | 作成日時:2019年9月15日 22時