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閑話 ページ10

「そういえば、不破さんって私の友達の推しに似てるんですよね。」
ふと、この間アニメイトに行った時のことを思い出した。メッシュの入った、いかにもホストといった風貌の男性。
ー以前、友達に動画を見せてもらったことがある。その時の動きや佇まいなどが何処となく目の前にいる不破さんに似ているのだ。まあ学校で見せてもらった為、声などは知らないのだが。
「確か”ふわっち“って言うんですよ、これがその人みたいで」
友達とのLINE、トーク画面に映し出された画像を見せる。

「いやそれ俺だわ」
「え!!」

驚いた私はつい大声を上げてしまった。そんな私をじとりと不破さんが見つめる。
「いや、AちゃんVtuber興味無さそうだったけどそんな事ある?流石にバイト先の出演者とか調べない?」
痛いところを突かれてしまった。それはそうなのだが、バイトが決まった時期に推しのイラストやらイベントやら、大量の情報が入ってきた為、後回しにしていたのだ。友人の布教も、いつも右から左へと聞き流していた。少しだけ自分の視野の狭さを後悔する。
「本当に申し訳ないです…。勉強不足でした…。」
「んまあ、過ぎたことはしょうがないし責めるわけじゃないよ。あ。じゃあさ、俺これから配信あるし見ててよ。宿題ね、今度会った時にに問題を出しまぁ〜す!」
にんまりと笑った不破さん。私が落ち込まない為の言葉だろう。
「っ分かりました!これから沢山見て勉強します!!」
「んふふ、頑張ってね」

後に他の3人がやっているVtuberも教えて貰い、私の検索履歴は彼らの名前でいっぱいになるのだった。

収録日→←理由•弍



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(プロフ) - realさん» 夢小説を書くのは初めてなので、そう言ってくださると励みになります!ありがとうございます! (6月30日 19時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ面白いです(*´-`)主人公ちゃんかわいいwこれからの展開が楽しみです! (6月30日 11時) (レス) @page12 id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 職員ジーニーさん» お読みいただきありがとうございます!頑張ります! (6月30日 10時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
職員ジーニー(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしてます! (6月29日 19時) (レス) @page2 id: da50b82fa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年6月27日 12時

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