不安 ページ4
剣持さんは別のスタジオに用事があるとの事で、エントランスにてすぐに別れた。
「あの剣持さんって方、いつもああいう感じなんですか?」
いくら撮影に参加しないといっても多少の関わりはでてくるだろう。毎回あんな感じだと少し…いや結構キツイかもしれない。私は小心者なのだ。この先のバイト生活に不安を覚えた私は思わず叔父に質問をした。
「ん、いやまあ他人との距離は測るタイプだとは思うが…前回の事もあったしな。」
「前回?」
「前にバイトを雇った時にちょっとゴタゴタしたんだよ。それでな〜警戒心が余計に強いというか何というか…」
すまんなと小さく呟く叔父がなんだか可哀想になり、私は努めて明るく声をかけた。
「前に何かあったかは分からないけど、私は頑張るから!推しに貢ぐ為にも…叔父さんの為にもね!」
私の言葉に表情が少し柔らかくなった。
「そうだな、バイト初日の子に何言ってるんだって話だな!Aには期待してるぞ、なんてったって古川家の子だからな!」
「それ自由奔放って事じゃないの」
少しの緊張があるものの、いつもの雰囲気に戻った私と叔父は施設を回りながら、目的地であるROF−MAOのスタジオに向かうのだった。
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水(プロフ) - realさん» 夢小説を書くのは初めてなので、そう言ってくださると励みになります!ありがとうございます! (6月30日 19時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ面白いです(*´-`)主人公ちゃんかわいいwこれからの展開が楽しみです! (6月30日 11時) (レス) @page12 id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - 職員ジーニーさん» お読みいただきありがとうございます!頑張ります! (6月30日 10時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
職員ジーニー(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしてます! (6月29日 19時) (レス) @page2 id: da50b82fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水 | 作成日時:2023年6月27日 12時