お礼•3 ページ17
「…Aさんは優しいですね。では、お願いしてもよろしいでしょうか」
ふっと笑う加賀美さん。分かりました、という私の声が思わず上擦ってしまう。
「でも、せっかく作っていただくのであればAさんのお昼を頂きます。…あと出来ればなんですが」
加賀美さんは少し吃りながら、小声で
「…今日の卵焼き、すごく美味しかったのでこれからも入れてくださると嬉しいです。」
耳の先を赤くしながら話す加賀美に私まで赤くなってしまう。
「嬉しいです、ぜひ作りますね」
私がそう言って微笑むと、加賀美も綺麗な顔で笑みをこぼすのだった。
その日から、叔父がROF−MAOとの打ち合わせの際など、私が出勤しない日でも叔父のお昼と一緒に加賀美さんの分まで持っていって貰う事になった。毎回、お礼のお菓子と共に付箋で感想が伝えられる。その感想が毎回楽しみで、初めて料理本を買って料理のレパートリーを増やそうとしている事は秘密だ。
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水(プロフ) - realさん» 夢小説を書くのは初めてなので、そう言ってくださると励みになります!ありがとうございます! (6月30日 19時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ面白いです(*´-`)主人公ちゃんかわいいwこれからの展開が楽しみです! (6月30日 11時) (レス) @page12 id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
水(プロフ) - 職員ジーニーさん» お読みいただきありがとうございます!頑張ります! (6月30日 10時) (レス) id: 3a5445a685 (このIDを非表示/違反報告)
職員ジーニー(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしてます! (6月29日 19時) (レス) @page2 id: da50b82fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水 | 作成日時:2023年6月27日 12時