我々だに恋をする (ページ3)

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爆弾投下3(zm) ページ3

「あのねコレなんだけど」

そういいながら椅子の下に平たいカバンの中から

ゾムさんの部屋にあったいかがわしい雑誌を取り出し机の上に置く

ゾ「え゛……」

数秒雑誌を見つめて固まる

「そのゾムさんの部屋から見つけちゃって…」

流石に顔が合わせずらいので目線をそらしてしまう

ゾ「あのなそれについてなんやけど、なんて言えばええんかな」

ゾムさんは申し訳ないという気持ちと早く弁明しなくてはという気持ちで焦っているようだ

「私、これ見つけて凄い悲しかったんだ…」

本人の目の前で伝えようとしていると感情が揺らぎ目が熱くなってくる

ゾ「ちゃうんやってこれは」

「最近さあんまりしなくなってきてるから…
私としたくないのかなって思えちゃって」

言葉を遮り遮り合う

今は彼の言い訳を聞きたくない聞いてしまったら
どんな事でも許してしまいそうだからだ

「やっぱりたまに会うぐらいが丁度良かったんかな」

言葉にして伝えると心の中で思っていたこととは違い
気持ちが高ぶり涙が出てきてしまう
やっぱり追求せずにそっと離れれば良かったのかな
傷つかずにすんだのかな

ゾ「ちゃうんやって！！あんなこれコネシマと鬱からのプレゼントなんやって！」

「いいよ言い訳も聞いてたら苦しくなってくるから」

溢れた涙が目からこぼれ落ちるのがわかる

ゾ「あ゛～！！だから！これを貰っちゃったのは悪いと思ってるけど捨てれなかったのは……」

聞きたくないと言っているのに言ってくるのは
まだ私に未練があるのかあるいはここで別れたらメンバーに色々言われるからそのために繋いでおきたいのかな
こんな考えするのもやだ好きなのに好きなのに

好きなんだけど苦しい考えたくない
彼の言葉が怖い

ゾ「こ、この本にAが似てるやつがおってだな」

「は？」

あまり予想してなかった言葉が言われてしまい驚いた

ゾ「そもそもくれた理由がAに似てるやつで抜いたら罪悪感あるからって押し付けられてん。」

「で、でもなんでとっとくの？」

自分に飽きてしまったと思って悲しんでいたんだが
嬉しいのかわからない感情が混ざってくる

ゾ「そのいつかは捨てようって思ってたんやけど、Aがそんな格好してるって考えたらAに似てるやつで抜く事考えてもうて、Aとやりた過ぎて煩悩溜まりまくってるって分かって、そんで禁欲しててん」