Nineth story ページ10
あの後、すぐに部室へ戻った
ハルちゃんがいたから声をかけようと思ったけどハルちゃんはいつもの顔じゃなくて何だか泣きそうな顔をしていた
赤城『ねぇ、光君。ハルちゃん、どうしたんですかね？』
俺が質問すると光君は呆れたように『まだ気づかないの？本当、2人とも鈍感すぎ...！』と言った
ハルちゃんは鈍感だけど、俺も？
赤城『も、もも、もしかして俺、何かしたんですかね!?ちょっとハルちゃんに聞いてきます！』
光『あっ、ちょっ...！』
光君が止めようとした言葉も聞かずにハルちゃんの元へ行った
赤城『ハルちゃん、どうしたの？もしかして、俺何かした？』
ハルちゃんが悲しんでる原因が俺なら、ちゃんと和解していつものハルちゃんに戻ってほしい！
そう思ったけど...
藤岡『...っごめん。今は話したくない。』
突き放すような言葉と今にも泣きだしそうな顔
...俺、あんなに大切で大切で仕方がない人を悲しませたんだ。
あんなに、尊敬してて大好きだった人を...
傷つけたんだ...っ
もう、ここにいちゃダメだ。
’’また’’誰かを悲しませるなんて...
馨『A!?どこ行くの!?』
馨君の声を聞かずに俺はその場を去った
あれ以上ここにいたらハルちゃんを余計傷つけちゃうから。
...いや、本当は俺が傷つきたくなかっただけか。
大好きな人に拒絶されて、悲しかったから...
好きな人の前で泣きたくなかったから...っ
赤城『うっ...ひっ...ハルちゃん...っごめん...俺...あんなに助けてもらったのに...っ悲しませて...ごめん...。』
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい...！
須王『A、どうしたんだ？』
絶望の中、現れたのはホスト部の王子様だった
赤城『環先輩...っ俺...！』
環先輩に事情を話すと、先輩は複雑そうな顔をした
表情をコロコロと変えながら必死に考えてくれていたが、やがて、結論にたどり着いたのか『ひらめいたぞ！』と言った
俺がぼーっとしていると『早く行くぞ！ハルヒに会いに！』と言われ、手を引かれた
赤城『なっ...!?』
須王『こういう事は本人達にしか分からないからな！実際に話せばきっとわかる！』
キラキラした目でそう話す環先輩
...俺、この人が尊敬される理由分かった気がする。
それは...お人好しだから。
失礼な言い方だけど、でもだからこそ皆が慕うんだ...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅莉。(プロフ) - (名前)さん» 嬉しいです！！頑張ります！！ありがとうございます！！(´；ω；｀) (2020年5月9日 12時) (
レス) id: 631d02b901 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月8日 11時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
紅莉。(プロフ) - 胡蝶姉妹さん» そう言って頂けてとても嬉しいです！頑張ります！ (2020年1月11日 11時) (レス) id: 05b8514445 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶姉妹(プロフ) - 名前が違いますがあのです笑あのと言う名前の方はSafariでこれをしらべてコメントをかきました、続きが楽しみ(●´▽`●) (2020年1月11日 2時) (レス) id: 1c0a4360c7 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 1話目で気に入りました笑笑続きが楽しみですm(*_ _)m (2020年1月11日 2時) (レス) id: d21ca3530e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅莉。 | 作成日時：2019年11月16日 23時
