Sixteenth story ページ18
平永『坊ちゃん…』
俺が着替え終わって校舎内を蓮翔と歩いていると
蓮翔は情けない声で俺を呼んだ
赤城『どうした？』
俺が聞くと
平永『先程からお嬢様方からの視線を感じるのですが…私、何かおかしいでしょうか？』
と焦りながら言う蓮翔
これだから無自覚のイケメンは困るんだよ
花園『あ、あの…A君、そちらの方は…？/////』
花園お嬢様が頬を赤く染めながら俺に聞いた
赤城『執事の平永蓮翔です。ほら、挨拶。』
平永『平永蓮翔と申します。確か貴女は坊ちゃんと仲がよろしい花園様ですよね？これからも坊ちゃんをよろしくお願いします。』
花園『は、はひ…/////』
ほら、絶対こうなると思った
俺の客全部取られちゃう気がする
赤城『お嬢様、俺以外の男に惚れてしまうなんて…悪い子ですね？悪い子にはお仕置きが必要ですね…。明日、覚悟しててくださいね？』
そう耳元で囁いて俺はその場を後にした
これで明日も来てくれたらいいんだけど…
平永『さすが坊ちゃんです！花園お嬢様、顔を赤くしてましたよ！』
赤城『誰のせいであんなこと言うハメになったと思ってるんだよ…。あぁ〜…もう…明日来てくれなかったらどうしよ…。』
そう不安げに言うと頭に大きな手が乗った
見上げると蓮翔の手だということが分かった
平永『坊ちゃんなら大丈夫ですよ。あのお嬢様、坊ちゃんの事が大好きなんですから。私なんかじゃあのお嬢様は落とせません。』
にこやかに蓮翔が言った
いつでも蓮翔は俺を元気づけてくれた
家の跡を継ぐ事になった時、自分に務まるか不安でよく泣いていた時も
虐められて身も心もボロボロになった時も
ハルちゃんと離れる事になって不安になった時も
本当の兄貴のように優しくしてくれた
あんな性癖がなかったら俺は
もっと素直に感謝を伝えられるのにな…笑
平永『？』
蓮翔は知らないだろうな
俺がどんなに蓮翔を慕っていて執事になってくれてよかったと思っているかを
今は無理だけどいつかお前に感謝の言葉を伝えようと思う
だから待っててくれ、蓮翔
平永『坊ちゃん、どうなさったんですか？』
赤城『…別に。…行くぞ、蓮翔。』
平永『？ はいっ！』
今日も蓮翔に心の中でありがとうと囁く
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紅莉。(プロフ) - (名前)さん» 嬉しいです！！頑張ります！！ありがとうございます！！(´；ω；｀) (2020年5月9日 12時) (
レス) id: 631d02b901 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月8日 11時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
紅莉。(プロフ) - 胡蝶姉妹さん» そう言って頂けてとても嬉しいです！頑張ります！ (2020年1月11日 11時) (レス) id: 05b8514445 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶姉妹(プロフ) - 名前が違いますがあのです笑あのと言う名前の方はSafariでこれをしらべてコメントをかきました、続きが楽しみ(●´▽`●) (2020年1月11日 2時) (レス) id: 1c0a4360c7 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 1話目で気に入りました笑笑続きが楽しみですm(*_ _)m (2020年1月11日 2時) (レス) id: d21ca3530e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅莉。 | 作成日時：2019年11月16日 23時
