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王子様いじめ ページ3
スクールカースト最上位。それはこの学園において絶対権限であり、恐怖の対象でもあった。
で、私、白雪Aは最上位な訳だけど。それはどうでも良いことだ。よっぽどのことをしない限り最上位から落ちることはない。落ちたとしても、他にも最上位は何人かいるからそこまで学園に影響はないだろう。
問題は最下位だ。
太宰治。見目麗しく、頭脳明晰。そして女好き。そんな王子様が何故か最下位でいじめの対象になっている。私は密かに「王子様いじめ」と呼んでいるが、その王子様いじめが……
目の前で行われていた。
『……流石に目の前でやられるとなぁ。』
「し、白雪さん!?」
「おい、行くぞ!し、失礼しました!」
何人かいた生徒達がお辞儀をして去っていく。私は水をかけられたのかびしょびしょの王子様にハンケチをさしだした。
『あー……大丈夫ですか?』
この真冬に可哀想だな。
太「……美しい!!」
『は?』
悲報。最下位助けたら、何故か気に入られました。最上位なのに。
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